microcosmos  4

日々の思索

霞ヶ丘日記(126)

2016年(平成28年)8月31日(水)

午前6時20分頃に目覚める。朝食を摂りながら、ワールドニュースを見る。フランスのエマニエル・マクロン経済相が辞任した。大統領選に出馬するためだそうだ。アメリカ大統領選のための投票者の個人情報がハッキングされた。ハッキングはロシアからのものと考えられている。アメリカとEUとの水面下での自由貿易協定の話し合いは、合意が難しいとの判断で打ち切りたいとフランスとドイツは考えている。アメリカの何の譲歩も示さない態度に業を煮やした模様。一方アメリカは継続したいと考えている。
文体はその人の思考、経験などの生き様に根ざしたものであり、言葉の体臭広く言えば生理的なものを含んだものである。
午後7時からニュースを見る。その後、鳥人間コンテストを観る。ほぼ大学生のロボコンに近い内容になっている。
愛と死は近いところに位置取りしている。







2016年(平成28年)8月30日(火)

朝、5時過ぎに目覚める。電気炊飯器でご飯を炊く。一つの経験が熟して、読むべき本に出会える。心とは闇なのだろうか、それとも光なのだろうか。真の愛に出会うためには心がなければ成就しない。さらに成就したかどうかはその時にはわからない。人生と言う時が必要なのである。何を書き連ねてもいい、しかし愛がなければ虚しい。愛は死と関わることで神聖なものとなる。僕の裸体は自然との感触によって目覚める。綱渡りのようにバランスを取りながら、人生を渡っている。午後7時からニュースを見る。台風情報がトップだった。台風10号岩手県の大船渡市に上陸した。夜、BS朝日で「レンブラントフェルメール・クリエイト 時代を超えてよみがえる 光と影」を視聴する。






2016年(平成28年)8月29日(月)

午前6時半に目覚める。シャワーを浴びる。朝食を摂りながら、ワールドニュースを見る。イタリアでは新しい法律が審議されている。両親がベジタリアンで、子どもにもそのようにさせている家庭で、子どもが栄養失調になっていることがわかった。それが複数起きている為に、子どもの健康を守る為に、子どもにベジタリアンを強制してはならないという法律が審議されている。
午後にBSでAsia Insight「中国 薬物依存者の社会復帰」を観る。薬物依存者の社会復帰のためにソーシャルワーカーが活躍する。更生施設を出た後3ヶ月以内が薬物に手を出す危険期間である。1人の中国人女性が取り上げられる。彼女の名前は王さん。彼女は薬物依存者となって離婚し、1人息子は彼女の両親が面倒を見ることになった。彼女は二年間、更生施設に入った。出た後は定期的に尿検査と血液検査を受けなければならない。ソーシャルワーカーが立ち会って行っている。ソーシャルワーカーの名前は張さん。王さんは町役場へ行き生活保護の申請をする。それから求職のために役場で相談する。王さんは相談窓口で、自分で商売をしたいと言い出した。食堂を開きたいと言う。ソーシャルワーカーの張さんが付き添って、物件を見に行く。中学生の息子は母親の王さんが薬物依存者であることを知らない。いつか息子には話したいと王さんは言っていた。全てに自信をなくしている王さんは勇気を奮って、1人で生活保護申請に必要な書類を持って役場へ向かう。





2016年(平成28年)8月28日(日)

夜、ニュースを見て続いて、ダーウィンが来た!「乾季のサバンナ 謎の楽園」を観る。舞台はタンザニアのルアハ国立公園。公園にはカバ、ワニ、クーズー、リカオン、ヒョウ、象、キリン、ヒヒ、インパラなどが生息している。。baobabの実。象が1日に飲む水の量は200リットルにもなる。動物たちにとって乾季の食料探しは大変です。アップルリングソーンという樹の実を食べている。象は乾季にbaobabの幹を牙を使って食べる。乾季が終わり雨季を迎える。
8時から大河ドラマ真田丸」を観る。俺の家来になれ!お断りいたします。NHKスペシャル deep ocean「光る生物の王国」を観る。発光器のあるドラゴンフィシュを捕獲して、船室で超高感度カメラで撮影する。全身に発光した姿を見せる。深海調査船アルシア号が母船となり、Monterreyの深海を探る。研究者が深海潜水艇ナディア号とディープローパー号に乗り込み、深海600mでラウルフィシュ(クロソコイワシ)、クロカムリクラゲ、オヨギゴカイを撮影する。発光生物の女性研究者が新たに加わり、二回目の潜水を行う。ムラサキカムリクラゲ、3メートルもあるオンデンザメ、バイパーフィシュ、ムネエソ、ハダカホテイエソホタルイカ、魔魚デメニギス、カイアシがカメラに捉えられた。発光物質をセレンテラジンといい、発光する生物に全て含まれている。プランクトンであるカイアシの仲間が食べられて、連鎖して発光生物が誕生した。セレンテラジンを持っている多数のカイアシの仲間が植物プランクトンを食べに水深200m付近に上昇してくる。それを食べに深海魚も浮上してくる。食物連鎖によって発光物質セレンテラジンも蓄積されてゆく。各生物が進化してゆく過程でセレンテラジンを有効活用してゆく。






2016年(平成28年)8月27日(土)

朝、7時頃に目覚める。洗面をすませる。朝食を摂る。「アフリカ〜驚くべき種の進化〜」という自然番組を観る。タコは共喰いをする生き物だった。言葉は啓示的なものである。






2016年(平成28年)8月26日(金)

朝、6時半前に目覚める。ぐっすりと眠ることが出来た。お手洗いと洗面をすませる。電気カミソリで髭を剃る。7時からBSでワールドニュースを視聴する。皇帝のものは皇帝に返しなさい。神のものは神に返しなさい。今日歩いた距離は5.42km、歩数は9727歩だった。






2016年(平成28年)8月25日(木)

午前3時50分頃に目覚める。4時を過ぎてから朝風呂をする。お風呂から上がる頃には外が白み始めていた。5時からBSでワールドニュースを視聴する。BBCはイタリアで起きた地震を報じている。女子修道院が倒壊して7人の尼さんが閉じ込められている。郵便物を出しに外出する。近くの郵便局のポストに投函する。帰りにセブンイレブンに立ち寄り食品と飲み物を買う。帰宅後に朝食を摂る。食べる前に体重を量る。午後に外に出てみると尋常じゃない暑さに、びっくりする。







2016年(平成28年)8月24日(水)

久しぶりに眠れない夜を過ごす。インターネットラジオを聴きながら眠りを待つ。外を見ると白み始めている。7時半頃に目覚める。夕方にBS世界のドキュメンタリー いまに至る道「灯り」を観る。夜にNHKのドクターG「足の付け根が痛い」を観る。診断名は、希少部位子宮内膜症だった。





2016年(平成28年)8月23日(火)

起床してから、BSでワールドニュースを視聴する。プレミアムカフェ選「悠々アラスカ客船紀行〜氷河をめざして3000キロ〜」を観る。外に出ると猛暑だった。駅前の西友東武ストアで買い物をする。昼食をとりながら、プレミアムシネマでサム・ペキンパー監督作品「昼下がりの決闘」を観る。再放送のダーウィンが来た!「南米最強のラクアンデス山脈ピューマと激突!」を観る。ワイルドライフニューギニア島 極楽鳥 秘密の舞」を観る。オジロオナガフウチョウのオスが舞う求愛行動。極楽鳥は41種で、最初にヨーロッパに紹介したのはマゼランだった。アオフウチョウの求愛ダンス撮影のために、森深く藪の中を行く。踊り場を清掃するアオフウチョウ。ニューギニア島に猫などの肉食動物はいない。夜にクローズアップ現代水俣病60年〜極秘メモ が語る真実」を観る。





2016年(平成28年)8月22日(月)

午前6時に起きる。台風9号が関東に向かっている。お天気は雨。
discovery channelドナルド・トランプ氏のプライベート ジェット機に関する番組を視聴する。トランプ氏も番組に登場し、発言している。彼がどのようにプライベートジェット機を使っているのかがわかった。埼玉県に土砂災害警戒情報が出た。外出を控えたい。台風9号は千葉県館山市付近に上陸した。中心気圧は975hPa。首都圏の交通機関は麻痺状態になっている。午後は暴風雨で樹々が大きく揺れている。ベランダ側から雨と風の音が聞こえてくる。用事があって都心の保険会社に電話したが繋がらない。半休になって業務は終了したのかもしれない。台風9号による犠牲者がないことを願う。discovery channelで、アメリカの原子力潜水艦ケンタッキーの運航、訓練、乗員の役割分担などを内容とする番組を視聴する。今日のニュースで気になった事件は、福岡で4人の子供が母親に殺害されたことだった。日本はいつになったら子供が、親とは違う子供自身の人格を持った人間として尊重されるのだろうか。児童虐待も無理心中と根っこは同じかもしれない。無理心中という言葉を使うことも、問題がある。無理心中が日本社会で何か容認されているような響きを感じるからだ。日本の親子関係においては他者性が希薄ではないだろうか。「私とあなた」という関係性は中心になく、「私と私」が中心にある関係性である。子供もが「私」の中に含まれているのである。いつの日にか日本の親子関係が子供の人格を認め、私とあなたという関係性が築ければいいと思う。子供の自立とも関係してくる話である。無理心中という子殺しはやめなければならない。日本における子殺しは根が深い。4人の子供を殺した母親は生きている。どんな背景があったかはまだ知らされていない。少子化と言いながら、日本社会は子供受難時代にある。






2016年(平成28年)8月21日(日)

午前5時半頃に目覚める。ミサに与るために教会へ向かう。お天気は晴れ。少々風あり。暑い上に湿気があるので汗をかく。11時半頃にスーパーで買い物をして帰宅する。正午からNHKニュースを見る。昼食後、横になる。クーラーは設定温度25°Cで自動とする。5時過ぎにNHKで「ナミブ砂漠〜赤い大地」を見る。アフリカにもう一度行ってみたい。大河ドラマ真田丸」を観る。男子マラソンの中継を見る。現地は雨だった。






2016年(平成28年)8月20日(土)

天候は曇り。朝から部屋の掃除、書籍の整理整頓、書類の分別等を行う。午後2時頃からBSで、第29回全日本高校・大学ダンスフェスティバルを観る。人それぞれにterroirあり。雨がやんだので夕方の散歩に出る。2.61km。歩数4622歩。夜にBSでgreat nature「温帯氷河 3000の神秘 ニュージーランド」を視聴する。





2016年(平成28年)8月19日(金)

午前2時20分頃に目覚めてしまった。さぁ、どうしよう。シャワーを浴びる。食事を摂ると眠くなって寝てしまう。BSプレミアムカフェで「宮沢賢治への旅」を観る。正午からNHKニュースを見る。夕方から散歩に出る。心地よい風が吹いて気持ちいい。秋の気配を漂わせている。





2016年(平成28年)8月18日(木)

午前1時に床につく。午前6時少し前に目覚める。雷鳴。朝食後に散歩にでる。傲慢さと中途半端には注意しなければならない。雨が降ったり、止んだり、雷が鳴り響いたりで空は大忙し。読書量、知識量、閃きが必要なのです。閃きはどこから生まれるのか?





2016年(平成28年)8月17日(水)

午前6時半頃に起床する。台風の影響はそれほど感じなかった。お天気は曇り。朝の散歩に出る。外に出てみると、雲一つないこれぞ青空という青空に変わっていた。暑くなりそうな気配をただよせていた。Föhn現象が起きるのだろうか。帰宅後に朝食を摂る。読書。日没後に散歩に出る。日が沈むのが早くなっているのを実感する。歩きながら天使祝詞を唱える。帰宅後に入浴して、夕食を食べる。読書を再開する。ParoleとLangueの違い。





2016年(平成28年)8月16日(火)

午前5時2分に目覚める。台風7号が接近している。お天気は曇り。朝風呂する。物を捨てよ。物を捨てきれない生き方をしている自分を、憐れむ自分がいる。読書を含めて8時間の勉強を課しているが、夏場は惨敗である。忍耐とともに寸暇を惜しんで取り組まなければ、時間は雑事に追われるのみ。20代の頃、クロポトキン公爵の著作を傍線を引いたところを書き写しながら、時間を忘れて読書した。クロポトキン公爵との出会いは恩師 高杉一郎先生との出会いからだった。先生は戦前の出版社の改造社で働いていた。その後応召され満州関東軍に配属された。ソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留された経験を持つ。復員後先生はクロポトキン公爵の翻訳をされた。それがきっかけで翻訳されたクロポトキン公爵の著作を読むようになった。クロポトキン公爵は決して血生臭い革命家ではない。生命に対する畏敬の念を持ち、温もりのある人間性に溢れた人だった。彼はロシア革命の失敗を見通し、資本主義の復活を予見していた。実際ソビエト連邦は政治的腐敗と経済的行き詰まりによって解体し、資本主義を基盤とする新生ロシアが誕生した。クロポトキン公爵の思想は危険思想とのレッテルを貼られたまま、日本では日陰者の扱いである。日本の学術・文化において正当な評価が必要である。
「道」で女が男の名前を呼び続ける声が、思い出す度に僕の胸を締め付ける。Zanpano! Zanpano! 女はジャスミンの花だった。Gelsomina。多作な人と寡作な人の違いを考える。

霞ヶ丘日記(125)

2016年(平成28年)8月15日(月)

午前5時の目覚まし音で目覚める。良い1日となるように努力したい。地震だ!揺れている。宮城県南部で震度4だった。読書の1日だった。






2016年(平成28年)8月14日(日)

自然淘汰という現実もあるだろう。しかしそれだけではない。クロポトキンの共生という考えも、自然の中に確実にある。共生が社会に反映されるためには、人間の努めが必要である。クロポトキンの再評価が望まれる。相互扶助。午前7時頃に起床する。






2016年(平成28年)8月13日(土)

猛暑で外に出るのが怖い。動物園のクマのように、冷房を効かせた部屋を歩く。部屋の端から端まで片道21歩、往復で42歩となる。万歩計の役割を担うのが、iPhone6S プラスにあるアプリ「health care」である。どういう原理でなっているのかわからないが、信じて使っている。iPhoneを短パンの後ろポケットに入れて使っている。朝から午後3時までに通算3.56km歩いた。運動不足になるのも困るから、歩くことをやめるわけにはいかない。今夏の猛暑にあたっては健康管理に万全を期し、何とか乗り切って秋を待ちたい。歩くことと読書以外はお休みしようと思う。午後9時からBSで「知られざる恐竜王国ニッポン」を視聴する。肉食恐竜スピノサウルスは魚を食べていた。それが群馬県で発見された。香川県さぬき市で初めて発見された恐竜の化石はハドロサウルスの背骨の骨であることがわかった。兵庫県丹波市で恐竜の化石が発見された。それがきっかけとして研究者によって、9種類の恐竜の化石が発見された。植物を食べていた角竜。遊脚類の丹波竜は日本で発見された最大の恐竜である。肉食恐竜ティラノサウルスには嗅脳があり、匂いを嗅いでいた。世界で発見されたティラノザウルスは一頭ではなく複数発見されていて、群れで生きていた可能性が高い。ETV特集加藤周一〜その青春と戦争」を観る。




2016年(平成28年)8月12日(金)

4時半頃に目覚める。シャワーを浴びてから、早朝の読書をする。自信のなさと優柔不断さは克服出来るだろうか。社会に出るにあたっては、克服しておかなければならない事柄だ。思い出の井戸は埋められていた。井戸は井戸でなくなったのである。僕を井戸のように埋めないで欲しい。埋められた井戸として生きたくはない。活きる水を汲み上げる井戸でありたい。

風邪ひきて
生姜下ろす
酷暑の夏

かき氷
回って回って
日が暮れる

木造校舎の小学校に通ったが、階段の踊り場辺りで軋む音を急に思い出した。木造の校舎は建て替えられて今はない。記憶の中で存在し続ける木造校舎の軋む音。





2016年(平成28年)8月11日(木)

今日知ったことは、ヘレン・ケラーが戦前と戦後の二回長崎県聾学校大村市)を訪問していたことだった。





2016年(平成28年)8月10日(水)

猛暑が続き、健康管理が難しい。冷房を使わざるをえないが、副作用として冷房病も心配である。何とか異常気象とも思える今夏の猛暑を、健康に乗り切りたい。





2016年(平成28年)8月9日(火)

午前4時14分に目覚める。家の中を万歩計をつけて歩く。歩いた距離は1.88km、歩数は3311歩だった。体操団体で日本チームが金メダルを取った。内村選手の鉄棒落下で金メダルは諦めていた。選手の最後まで諦めない精神力に拍手を送りたい。今日は長崎に原爆が投下された日である。第一目標は北九州の小倉だった。もし小倉に落とされていたらと思う時がある。小倉上空が雲に覆われていたために、第二目標の長崎に投下されてしまった。午前11時2分、原爆犠牲者に黙祷する。






2016年(平成28年)8月8日(月)

善良な心こそが生きる拠り所だ。浜辺に打ちよせる波のように、わたしを鼓舞せよ。与へられた自分の心を守り抜くこと。
午後三時からテレビで、天皇陛下の「お気持ち表明」に耳を傾ける。テレビ各局が特別編成で天皇陛下の気持ち表明を伝えていた。今日の表明は、正直に話す、という一言に尽きるように思う。政府の役人だけに話さず、国民に向かって直接話すことは国民と問題を共有する行為でもある。見方によれば、非常に政治的でもある。なぜなら法律の改正、新法の制定、改憲など法律が関わってくる可能性があるからだ。






2016年(平成28年)8月7日(日)

長崎は今日も晴れ。セミの声が響く。そして猛暑。昨日の詩の夕べもあって、疲労している。家の中にいた方が、安全である。夜9時半からNスペの「大アマゾン」を視聴する。文明人は文明人に非ず。未開人は未開人に非ず。





2016年(平成28年)8月6日(土)

長崎市内にサイレンが鳴り響き、ヒロシマ原爆犠牲者に黙祷する。8時15分。今日も長崎市は晴天で、猛暑である。テレビではリオデジャネイロオリンピックの開会式を中継している。夜、長崎原爆平和祈念「詩の夕べ」を主宰する。無事に終了する。





2016年(平成28年)8月5日(金)

明日開く、長崎原爆平和祈念「第22回 詩の夕べ」の準備にかかりきる。原爆投下から71回目の夏。今夏の長崎は灼けるように暑い。体力の消耗度が激しい。午後BSで今村昌平監督作品「黒い雨」を鑑賞する。原作は井伏鱒二。一次被曝、二次被曝、胎内被曝。身につまされて、泣けてくる。原爆病と闘ってきた日本人の生き様を忘れまじ。





2016年(平成28年)8月4日(木)

朝、6時半頃に目覚める。朝食を摂りながら、ワールドニュースを見る。ドバイでボーウイング777型旅客機が胴体着弾して炎上した。エミレーツ航空会社のもので、インドからドバイへ向かっていた。パイロットが車輪を出し忘れた可能性もあり、当局によって原因が探られている。犠牲者は出ていない。飛行機マニアとしては原因が気になるところだ。乗員6人はアメリカ人だそうだ。午後3時過ぎに羽田空港へ向かう。暑さで身体が悲鳴をあげている。電車に乗って一息ついている。午後6時、飛行機に搭乗する。間もなく離陸する。無事、神戸空港に到着する。30分後に長崎空港へ向けて再度出発する。日没後で夜間飛行となる。夜間飛行は危険度が増す。





2016年(平成28年)8月3日(水)

5時半頃に目覚める。ワールドニュースを視聴しながら動く。からだが重い。エールフランスの客室乗務員のストは終わった。社長によれば旅客機一機分の損害になったそうだ。ロシア中央では猛暑が続いている。スリハルド州では猛暑の影響で炭疽病が発生し、少年1人が亡くなり、90人が入院した。イギリスでは持ち家所有率が減少している。経済状況が悪い結果なのだろう。スペインでは久しぶりに失業者が減少した。アメリカでは銃による犠牲者が平均して1日92人にものぼっている。電磁波過敏症(携帯、タブレットなど)の人が紹介され、スペインの裁判所は就業不可能と認定した。
用事があって外出しだが、暑くて動きたくなくなった。熱中症になりそうだ。午後4時過ぎに帰宅する。ニュースでは北朝鮮がmissile二発を日本側に向けて発射した。一発は発射して間もなく爆発し、もう一発は秋田県沖の経済排他水域に着弾した。日本政府はmissile回収のために、海上保安庁の船を向かわせた。夜にballerinaのオニール八菜さんの話を聞くことが出来た。彼女はパリオペラ座のプルミエール ダンスースの位置にあるballerinaである。ブノワ賞を受賞したことでも知られている。その後、世界銀行で活躍したオノヨーコの妹、小野節子女史が紹介されていた。彼女の素晴らしさが良く伝わったインタビューだった。




2016年(平成28年)8月2日(火)

5時に起床する。身支度して散歩に出る。6時40分頃に戻る。歩いた距離は3.45km、歩数は6417歩だった。ワールドニュースを見ながら、朝食を摂る。イギリスではEU離脱国民投票で決まってから、移民の人々に対するhate crimeが増加している。台湾では高砂族など先住民に対するこれまでの差別に対して、現政権の蔡英文総統が公式に謝罪した。蔡英文氏には先住民の血が流れている。
朝刊を読んでいたら学術出版社の創文社が解散するという記事が目にとまった。日本の文化的衰退を示す事案である。創文社はトマス・アクゥイナスの『神学大全』、『ハイデッガー全集』などを出版してきた。ハイデッガー全集はまだ未完である。ハイデッガー全集はどうなるのだろう。日本文化はどのようにしたら深まっていくのだろう。アナログからデジタル社会へ移行して、情報量は増え時間も短縮されて便利になったが、精神面において豊かになったかどうかは疑問である。そもそも精神世界はアナログなのかデジタルなのか、それともどちらでもなく次元の違うものなのだろうか。地道な読書はアナログのように思える。





2016年(平成28年)8月1日(月)

午前3時に目を覚ます。二度寝する。5時40分に目覚める。朝の散歩に出かける。天候は曇り。午後から天候が荒れる予報が出ている。午後になって和光市駅にいたのだが、ゲリラ豪雨に遭遇した。

霞ヶ丘日記(124)

2016年(平成28年)7月31日(日)

自分を取り巻く環境は厳しさを増すばかりである。体力的にも、経済的にも。お金をばら撒かれても、政治家の点数稼ぎにしかならない。ちょっとしたことで精神のバランスを崩しやすいのが類人猿である。復元力をどのようにして獲得するかだ。何かの時のために、偽証はしないと自分に言い聞かせる。瞬間の判断を要求される時にヒトはぶれる。偽証することは誰かを裏切ることになる。6時40分頃に目覚める。寝足りない。
飛行機に憧れるのは自由に空を飛びたいと思うことを、実現してくれる乗り物だからだろう。今や移動手段としてなくてはならない乗り物である。また科学技術の粋が詰まった乗り物でもある。そういう人類の長年の夢を体現している飛行機を戦争の武器としてしまったことは、残念でならない。人類には夢を抱き、それを実現しようとするものが必要である。そういう夢を破壊することは悪である。人類が作り出すものは人類の福祉と平和に貢献するために、本来あるべきだが、現実は殺戮と破壊に使われている。日本の非核三原則、武器輸出三原則は時代の先端にある行動であると思う。しかしそれがなし崩しされようとしている。





2016年(平成28年)7月30日(土)

5時頃から詩作する。埼玉地方は晴れ。じっとしていても平和は得られない。休んでいるだけでは幸せは得られない。午前中BSで田原総一郎の番組で「日本会議」のことを取り上げていたので、耳を澄ませて聞く。ゲストはジャーナリストの青木氏、元一水会の鈴木氏、司会を田原総一郎氏。初めて日本会議のことを知る。生長の家日本会議の関係、生長の家三島由紀夫の思想、生長の家と長崎などを知る。
ニュースで考えられないような父親がいたものだと、驚くと共に亡くなった子供の冥福を祈った。子供を自分の車に乗せ保育園へ預けるのを忘れ、そのまま会社へ行った。子供の母親が夕方になって保育園へ引き取りに行くと子供は来ていなかった。夫に連絡すると忘れていたことに気づき、車を見に行くと2歳になる息子は火傷を負い、熱中症で死んでいた。こんな無責任な父親がいるだろうか。怒りがこみ上げてきて仕方なかった。もう少しこの事件の詳細を知りたい。命は何と儚いものだろう。苦しかったろう、熱かったろう、子どもが不憫でしょうがない。誰も助けてあげることが出来なかった。過失?そんなことで済まして終わり何だろうか?津久井やまゆり園の殺傷事件から、やり切れなさが続いている。
大正9年生まれのパウル・ツェランが生きていたら96歳になる。ツェランに関する本を読む。現実と関わらない言葉で詩を書いたとして、何の意味があるだろう。午後の暑い時に散歩に出る。途中、DOUTOR珈琲店に立寄り、休憩する。icecoffeeとlettuce ドッグを注文する。自分に厳しく生き直さなければ、明日は来ないように思う。





2016年(平成28年)7月29日(金)

午前4時過ぎに目覚める。眠い。朝の散歩に出かける。既に日差しが強い。夜9時からテレビで映画「ゴジラ」を鑑賞する。何か物足りない映画だった。映画館で見ると迫力があるかもしれないが。B級映画の下。





2016年(平成28年)7月28日(木)

6時半頃には目覚める。ゴミ出しをする。ゴミ出ししただけで、気持ちがすっきりするのはどうして何だろう。国際ニュースを視聴する。共和党の大統領候補トランプ氏がロシアのハッキングを奨励して、クリントン候補の国務長官時代の公的メールを私的メールで利用していた三万メールを公にしてもらいたいと発言した。この発言に対して、アメリカのメディアが一斉にトップニュースで伝えている。こういう発言を大統領候補となった人が言うということに驚きを禁じ得ない。そういうトランプ氏を推している人が多数いるということも事実で、それだけアメリカは根深い問題があるということだろう。
初暦 如来に死期は なかりけり(正岡子規
夜に番組「72時間〜突撃!秘密のネットオークション」を見る。新しい生き方があることを知る。






2016年(平成28年)7月27日(水)


寝床で天使祝詞を一回唱えてから起床する。
めでたし聖寵充満てるマリア、主御身と共にまします。御身は女の内にて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝されたもう。天主の御母聖マリア、罪人なる我らのために、今も臨終の時も祈り給え。
事件の影響を受けている。気持ちを立て直して、今日を生きようと思う。今朝もセミは全力で鳴いている。画家の仕事の絵によって、心のbalanceが保たれる気がする。
容疑者は自分しか愛することが出来なかった。いや自分も愛せたかどうか。親は教師をしているそうだが、容疑者は容疑者、親は親と割り切ることは出来ないだろう。容疑者の幼児期からのことを知る必要がある。護送される時の容疑者の姿がテレビに映し出されていたが、19人を殺害した容疑者とは到底思えない素振りだった。勿論異常性を感じるのだが、問題は責任能力があるかどうかだが、責任能力については精神科医の意見が割れるかもしれない。犯行を仄めかす内容のことを喋っていたのに、誰も実際にやるとは思わなかった。誰も止めることは出来なかった。御丁寧に殺人の方法と実行する場所を文章にして、衆議院議員議長公邸へ出向き、議長に渡そうとした。内容が内容だったために警察が介入して、措置入院となった。5日ほどして精神科医の判断で、措置入院は解除された。




2016年(平成28年)7月26日(火)

午前5時半頃に起床する。歩く運動をして、朝食を摂る。ニュースを見ようとテレビをつけると、信じられないニュースを伝えていた。障害者施設で殺人事件が起こり、死亡者が15人にのぼっている、と。死者はその後増えて19人となる。大事件である。現場は神奈川県相模原市緑区千木良にある障害者施設、津久井やまゆり園で、主に知的障害者が生活している。事件後、午前3時過ぎに津久井警察署に男が出頭してきた。男は障害者施設の元職員と言っているそうだ。年齢は26歳になる。犯行時間は午前2時過ぎだった。負傷者は20人にものぼり、搬送先は神奈川県のみならず、東京の病院にも及んでいる。犠牲者が増える可能性もある。東京医科大学付属八王子医療センター病院には4人(男性2人、女性2人)が搬送されていて、病院の発表によれば、複数の刺し傷があるそうで、出血がかなりの量で重症とのことだった。凶器は銃ではなく、刃物と思われるが、これ程の人数を刺し殺すためには体力がなければ出来ないことだろう。どういう動機があって、世界的な大量殺人事件を起こしたのか、知りたい。出頭してきた男の名前は植松聖(さとし)だった。髪を赤く染め、黒いTシャツを着た植松は警察署で「障害者はいなくなればいい」と言っているそうだ。無職だった。津久井やまゆり園は神奈川県が設置して、かながわ共同会が運営する。知的障害者の入所施設で、入園定員は160人で、施設入所支援が150人、生活介護150人、短期入所10人となっている。事件時入所者は149人だった。今回の事件は障害者施設で起こったことなど問題が大きく、政治の場でも議論されるのは必至だと思われる。容疑者が「障害者はいなくなればいい」と言った、ということが本当ならば、戦後日本社会が取り組んできた、基本的人権の尊重と社会的実践に対する挑戦だと思うし、義務教育及び高等教育の敗北にも繋がるものを含んでいる。「何々がいなくなればいい」という考えは、在日の人びとに対するヘイトスピーチにも通底するものがある。人が寝静まった時に起きた大量殺人事件は徹底した検証をしなければ、日本社会の未来はない、と思う程に僕は危機感を持つ。憲法改悪と共に。
今日一日中事件のことで気が重かった。午後になって容疑者の人物像が徐々に明らかになってきた。






2016年(平成28年)7月25日(月)

話しがかみ合わないのは以下のようなことがあるためかもしれない。高層ビルに張られた同じ一本のロープを渡るのだが、一人は曲芸師、もう一つは一匹の蟻。曲芸師は何とか棒でバランスをとって渡りきる。一方蟻は曲芸師より時間は掛かったが、曲芸師には出来ないロープの下でも横でも上でも歩いて渡りきった。観客から拍手を貰ったのは曲芸師である。人間世界では一つの視点と限界のある感覚器官でしか、物事を捉えられない。一つの視点とは人間の視点でしか、という意味である。蟻は評価されず、人には見えず、その存在すら認めて貰えないのです。もしそれが神様だとしたら。
愛は評価されず、愛は見えず、その存在すら疑われている。死の谷を歩む者よ、息を吹き返せ!愛は尊く、奇跡である。
朝飯前にやったことはゴミ出しです。出し忘れると思いのほか、落ち込む。ワールドニュースを見る。ベネズエラの経済状況が破綻寸前です。軍によるcoup d'État、市民による暴動、デフォルトなどの可能性がある。アメリカではウキィリークスによる民主党の内部資料の暴露で、民主党大会が揺れている。内容は民主党本部がサンダース上院議員よりクリントン大統領候補を肩入れする内部資料だった。IOCはロシアのリオデジャネイロオリンピック参加問題で、個々の競技団体が厳しいdoping検査を行った上で陰性であれば参加可能で最終判断は個々の競技団体がするものと発表した。これによりロシアのリオデジャネイロオリンピック参加が可能となった。
極録、秘密を持たない生き方をすることが大事です。秘密は堤防の穴に等しい。何時か堤防は決壊する。秘密に心は支配されるようになる。いかにして真実に生きるかが、秘密の核心よりリアリティーを持つ。今日考える内容は、戦略と純粋性をいかに担保するか、ということです。そもそも戦略とは何なのかを考えて見る必要がある。
午後4時40分頃に今夏初めてツクツクボウシの鳴き声を耳にした。人は寂しいから問題を起こす時がある。
戦前のドイツで起こったユダヤ人商店、住宅、シナゴークを破壊する大掛かりな事件のことを、「水晶の夜」というが、何でその様に云うか知らなかった。ナチスドイツが商店を破壊した時に壊されたショーウインドが水晶に似ていることからつけられた。







2016年(平成28年)7月24日(日)

諦めないことです。何か手立てがある筈です。努力するとは、追い込まれてからのことをいうのです。人には秘めた力があります。朝、目覚めてから天使祝詞を一回唱えた。既にセミは全力で鳴いている。朝刊で必ず読む欄がある。人生相談でいろんな悩みが語られる。その声に耳を傾ける。回答者の答えは読まない。狭い欄で十分に答えられるとは思わない。人の悩みをよく聞くということです。答をどうしても言わなければならないということではないのです。今こそ僕らの時代、今生きなければいつ生きるというのでしょう。今、ここに生きるのです。本を読むときの癖で、必ず後書きを読んでから読み始める。しかし己の人生を後書きから読むことは出来ない。

花を折ってはならない
花を切ってはならない
花を愛でよ その根まで






2016年(平成28年)7月23日(土)

午前6時20分頃に目覚める。人は川を渡らなければ、対岸に行けない。対岸で待ち受けているものが何なのか、知る由も無い。それでも勇気を奮って、荒れた川を渡るしかない。もし川を渡らないと決めた人がいるならば、その人の人生の意味はどんなものが付与されるのだろう。人の考えで、例えば親の考えで、生きて行くのを僕は避けて来た。若い頃は毎日が不安だった。自分に自信が持てず、失敗ばかりしていた。それでも人が歩いた人生をなぞるような生き方はしたくなかった。嫌悪感さえ覚えた。生きることは知ることなのだと、自分に言い聞かせながら。。
家族は身を守る防波堤のようなものです。夕食時に冷えた甘酒を飲む。暇つぶしで映画を観るような作品ばかりが興行されていて、つまらない。タルコフスキーの若すぎる死が今持って残念でならない。森有正は生きていれば104歳になる。読了する。夜に、久しぶりに伊東静雄の詩を読む。




2016年(平成28年)7月22日(金)

朝からセミの鳴き声が姦しい。詩人とは一語一語に魂を刻む人のことです。しかし不思議なことに今日の今日まで、詩人に会いましたよ、というのを聞いたことがない。詩人は何処にいるのだろうか。





2016年(平成28年)7月21日(木)

ゴミ出しをしてからその足で、散歩に出かける。歩いた距離は3.72km、歩数は6486歩だった。帰宅してから朝食を摂る。フランス国会は戒厳令延長の議題で、左派、右派、政府で激論が交わされていた。空論にはならず、議論が噛み合っている。残念ながら日本の国会では見られない。それが民主主義の未熟さでなければいいのだが。ワンマンな政治家は議論を好まない。行き着く先は独裁者である。日本の国会では弁証法よりも審議拒否、退席が日常化している。
窮地にたたされた時に人は変わる。孤独は耐え難いものである。他人は人の孤独を覗き込みたがる。孤独が精神を蝕むのを恐れる。老いとは死が当たり前のように感じ始めることである。孤独を詩に変換することは出来る。僕に詩があったから、人生に何度も挑戦することが出来た。僕にとって詩は経験の坩堝と言いたいのです。
今日の落日を迎えた。





2016年(平成28年)7月20日(水)

2年前におきた、佐世保高1女子殺人事件の被害者のご遺族にとっては、謝罪で済むことではないだろうに、、、。いかりと悲しみが綯交ぜになってこみあげてくるだろう。人の命を殺めて、それもクラスメイトの命を、人を殺してみたかったという理由で、ご遺族に謝罪文を書くという行為は一体どういう理由であったのだろうか。そもそも人を殺めたことに対する、それに見合うだけの謝罪文が果たしてあるかどうか、甚だ疑問である。人を殺めた行為とその謝罪文の言語は不釣り合いである。いや、不釣り合いにならざるを得ないと言った方がいいだろう。それでは少女が書いた謝罪文はいったい何だろうか。最初に後頭部を工具で殴り、犬の紐で首を絞めて窒息死させ、その後遺体の頭部と左手首を切断した。未成年であることも当然考慮されなければならないのだが。これら一連の始まりから最近までの少女の動きは、理解できないものを含んでいて、決して単純化できない。単純化出来ないということは、原因が複合的で根が深いということだろう。そもそも人間性とはいかなるものだろうか。わかっていることは人間性というものが、決して善良なるものと断言出来ないということである。人は生まれながらにして、善良なる人間といえるだろうか?思春期までに体験する内容が、その人の人生を左右することは間違いないだろう。それは百パーセントではないかもしれが。事件が起きたのは2年前の7月26日だった。後数日で被害者の命日が巡ってくる。事件後には加害者の父親が首吊り自殺している。父親の職業は弁護士で、佐世保市内では最大規模の法律事務所を構えていた。父親の自殺も殺人と同じように重いことと、僕は捉えている。問題を特殊化せず加害者の少女がどういう経緯を辿って、日本社会に衝撃を与える殺人事件を起こしてしまったのかを知りたい。





2016年(平成28年)7月19日(火)

自分をいい人間だと思わせることは、全く必要ではない。それよりも自分の弱さを認める方が有益である。己の弱さを自覚してこそ、真実に近づくことができる。セラピストを目指す人には大切なことだと思われる。各人の真実は目に見えにくい。裏切られた、ということがあるとすれば裏切った相手の真実を見ていなかった、見えていなかったということだろう。夫の、息子の、娘の、母の真実は一体何なんだろう。真実という言葉がわかりにくければ、何に苦しんでいるのか、といい変えてもあながち的外れではないだろう。家族の中に自殺した人がいたら、一層この主題は現実とならざるを得ない。家族にとっては、あってはならないことなのだ。
花は枯れてゆく、それも無言のうちに。本来は定期的に身辺整理を行った方がいいのだろう。僕は空き地の雑草が伸び放題になっているような状態である。身辺整理することによって、忘れていたものを、なくしていたものを思い出す。それは取り返すことでもあるだろう。草むしりをするような身辺整理。
中米ニカラグアの詩人、ルベン・ダリオのことを調べる。生没年が夏目漱石と同じであった。





2016年(平成28年)7月18日(月)

社会性とは、身分を自分で証明しようとすることです。それは社会が身分証明を、求めるものだからです。社会性を身につける上で大事なことは、社会よりも自己が先手を打つことです。殺人など重大な犯罪を犯した人は、身分証明よりも犯罪歴が重要視されます。犯罪者を社会がすんなり受け入れるとは到底思えません。余程のことがない限り、平等に扱われなくなります。厳しい目を逃れて社会の中で身を隠す生き方をせざるを得ません。そうでなければ再び隔離されたところに行くことにもなります。反社会性を持った組織に入ることで、しのぎを削りながら生きていくことにもなります。社会には明らさまではありませんが、排除しようとする力があるのも事実です。銃社会ではそれがいとも簡単に暴力になり得ます。
人は楽器のように毎日、tuningする必要があります。人はオペラ歌手でなくても、宇宙と共鳴する楽器かもしれません。夜は星辰と共に、水底の沈黙のうちに更けてゆく。
冷蔵庫の中のものを全部出して、清掃した。フランス語の勉強をする。夕食後もフランス語の勉強をする。勉強が限界にきて、やめる。真実を言わなくてもいい、しかし嘘を言ってはならない。真実を言うことよりも、嘘を言わない方が難しいかもしれない。だから嘘を言わないことは、人を感動させることがある。人間関係においては真実を言うことよりも嘘を言わないことが重要です。アメリカ人の啓発活動家アンソニー・ロビンズのドキュメンタリーを観る。




2016年(平成28年)7月17日(日)

朝、7時頃に起きる。蕎麦茶を煎れて飲む。蕎麦の香りが良い。朝刊の書評欄を読む。津島佑子著『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』が書評されていて、その最後の方で「本書にはカトリック教徒としての視線や、1967年から本格的に作家として歩いてきた足跡も投影されている」とある。津島氏がカトリック教徒とは知らなかった。因みに、ジャッカ・ドフニとはサハリン(樺太)の少数民族ウィルタの言葉で、「大切なものを収める家」という意味だそうだ。
午後6時からBSで、大河ドラマ真田丸」を観る。面白かった。視聴率は良いと思った。
夜にBSで、ネーメ・ヤルヴィ指揮N響演奏による、プロコフィエフ作曲交響曲第6番を視聴する。この曲は今まで聴いたことがなかった。




2016年(平成28年)7月16日(土)

午前2時頃に目覚めてしまう。シュ・シャオメイ演奏のバッハの曲を聴く。日中詩人文化交流会に参加する。

霞ヶ丘日記(123)

2016年(平成28年)7月15日(金)

死は愛を待たない。

夜、明日開かれる「日中詩人文化交流」の打ち合わせをする。






2016年(平成28年)7月14日(木)

夜に途中から、ファミリーストーリー「森三中 大島美幸」を観る。この番組は庶民の現代史である。シーツと掛け布団を洗った。寝床が気持ち良い。





2016年(平成28年)7月13日(水)

午前7時頃に起床する。考えが足りないことが問題となる。極力、よく考えて行動する。それでも問題は起きてしまう。考える習慣を身につけること。物欲、性欲、金銭欲に囚われて行動することは周りの人を不幸にする。考えることは咀嚼に似ている。よく噛んで食べること、よく考えて行動すること。
夕食後、ためしてガッテン!「毛細血管ケアで若返り」を観る。人間の血管の内99%が毛細血管である。毛細血管のゴースト状態とは血流が途絶えている状態をいう。壁細胞が剥がれてしまう。浮腫みがサインの一つになる。






2016年(平成28年)7月12日(火)

3時前に目が覚める。一人一人が凌ぎを削っている。早朝4時半ごろにシャワーを浴びる。移民抜きでEUは初めて人口の自然減少となった。人口減少の1位はブルガリアで、増加したのはアイルランドだった。EU全体では移民受け入れのために増加している。
時間は直線的に進むのではなく、螺旋階段を上がるように進むのではないだろうか。自分の意識は行きつ戻りつしている。僕は過去に生きる人間だ。懐かしさは未来よりも今よりも、過去にある。魂こそ表現しなければならない。懐かしさの源は魂にあると思うからだ。魂は分析して分かるものではない。強い人間になりたいのであれば、愛することである。愛によって確信を得ることが出来る。






2016年(平成28年)7月11日(月)

わけのわからない世界に入って、自分を見失ってはならない。裏切られた人も、真実の愛を夢見ている人も、幸せの絶頂にある人も、孤独は深い。これから先、どうやって生きていくというのだろう。何ということだろう知らぬまに、未来は僕の足元まで来ていた。振り返っても、もう帰るところはない。今と未来が接近している。眠れぬ夜を過ごす。Enyaの曲を聴く。
夜に、プロフェッショナル 仕事の流儀「デジタルクリエイター・猪子寿之(39歳)」を視聴する。幼少期より、変わった子と見られていた。社員400を抱える組織の長である。





2016年(平成28年)7月10日(日)

選挙の日の朝、7時頃に目覚める。投票は期日前投票をしている。ダーウインが来た!で「オオムラサキ」と「ハンミョウ」の生態を観る。午後3時頃に日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ ルノワール」を観る。BSで大河ドラマ真田丸」を観る。何としても乗り越えねば、と言う台詞。選挙結果が気になりだす。選挙速報が始まった。憲法の行く末が関わってくる選挙なので、注視する。もう体制が判明している。あっけない。憲法護持が難しくなってきた。大変な選挙結果になってしまった。憲法が危ない。平和憲法が伐採されようとしている。言葉がない。池上彰の舌ぽう鋭い質問に幾らか救われる感じがする。
BS朝日で、「ニッポンの深海 大冒険〜東北沖 流れたガレキは今」を観る。深海でガレキが漁礁となっていた。JAMSTECの活躍を知る。
自分の嫌なところは、直ぐ謝るところだ。謝る前に直ぐにやってしまえば良かったのに。グズグズして遅くなってしまうこと。遅くなったことを謝るのだ。その繰り返し。自分に惚れるところなし。謝ることの慣れは、自分の人生の言い訳に繋がるようで嫌なことだ。






2016年(平成28年)7月9日(土)

7時頃に目覚める。身体が重い、疲れが出たようだ。身体を休めようと思う。ダラスで市街戦のような発泡事件が起きたが、アメリカの銃社会はもう限界がきているように思う。不幸はアメリカからやってくるのだろうか。僕のアメリカン ドリームは銃社会からの解放である。
総合診療医 ドクターG「まさか腰の骨が・・・」を観る。患者は二度の圧迫骨折を経験。原因となる病名は?が今日のテーマである。骨粗鬆症、多発性骨髄腫、クッシング病は脳下垂体の異常で、cortisolが多く出る。昼間眠くなったり、骨粗鬆症を発症させる。閉経後に骨粗鬆症は起きる。エストロゲンが減少するために、骨が溶ける。エストロゲンは骨を溶かさないようにする働きを持つ。甲状腺機能亢進症と副甲状腺機能亢進症の症状が説明される。食欲はある。体重が3〜5kg増える。野牛肩(バッファローハンプ)、グッスリ眠れない。クッシング病とクッシング症候群の違い。ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、血液検査、脳下垂体→ACTH→副腎、デキサメタゾンデキサメタゾン抑制試験の結果だけでは脳下垂体が悪いのか、副腎が悪いのかはまだわからない。ACTHの検査もしなければならない。最終の病名は副腎性クッシング症候群だった。患者は左の副腎を切除した。結果、症状は改善された。
日々の勉強が欠かせない。自分が死を迎えるまで続く。そして死を迎えることも勉強と考える。自分がどのような死に方をするか分からない。肉体は崩壊するだろうが、精神は一体どのようになるのかが知りたい。死を思うことは今の自分の在り方をあぶり出す。雑になっている思いと行いを鎮めてくれる。重しのように。







2016年(平成28年)7月8日(金)

3時半頃に目覚める。静けさが寄り添っている。病気を抱えることは必然的に自分と向き合わざるを得ない。簡単な病気でない場合は不安な日々が続くことになる。精神的にも、経済的にも追い込まれてゆく。社会的な繋がりも心許ない。社会的な支援がなければ生きていけない人もいるだろう。社会福祉の発展を国家の中心に置くべきだと考えます。経済活動は何のためにやっているのか、今一度考えるべきです。社会福祉が経済活動のお荷物だと考えるべきではありません。大きく言えば人類の福祉のために経済活動はあるのです。貧困が戦争の下地です。一部の人間だけに富が集中する経済システムになりつつある今、新たな国家像を描く必要があります。政治家が何々ミクスと名付けて経済政策を推し進めても、市場経済はもっと強力です。市場経済を無視した経済政策は失敗するでしょう。市場経済、市場原理の方向性を見定めながら、柔軟な対応出来る経済政策出なければなりません。市場経済は日本の都合で動いているのではありません。貧富の差は東京一極集中と連動しています。子どもの貧困問題は深刻度が増している。僕が思い描く社会福祉は政治、宗教、性、年齢を超えていくものです。世界各国でコミュニケーションの基本ともなり得るものです。未熟ですが、これらのことを考えながら発展させていきたいと思います。






2016年(平成28年)7月7日(木)

約束の場所に行ったのだが、その人は終に現れなかった。そこに時間も忘れて立ち尽くしだが、心は乱れることなく不思議と穏やかだった。そして奇妙なことに幸せな気持ちさえ味わっていた。無駄となった時間かもしれないが、自分は約束を果たしたという満足感、そして約束した場所に行くという行為が自分にとっては珍しいことだったからかもしれない。人は約束の場所に赴く日が必ずやってくる。人は病いに苦しんでいる。詩人とは言葉の花束を持って、約束の場所に赴く人のことである。深夜に目が覚め、眠れない夜を過ごした。そして今、朝を迎えた。まだ眠たいが少しでも眠れて良かった。今日も真実であるように願う、ただそれだけである。朝も嘘ではなく、真実であるために来たのだから。自分もそのようにありたい。
外に出ると既に目玉焼きが出来るように暑い。家の中に居た方が無難ではあるが、そうも行かない。目的地に向けて出発する。この暑さと体力勝負である。どうなることやら、熱中症で救急搬送だけは御免こうむりたい。今日一日歩いた距離は5kmほどになっていた。暑いのによく歩いた。明日、疲れが出なければいいのだが、少し心配である。夜、池袋へ出て、淑徳大学池袋サテライトセンターで文芸講座を受講する。講師はFBFの神山睦美氏だった。ハンナ・アーレント著『人間の条件』。





2016年(平成28年)7月6日(水)

6時頃に目覚める。陽気だけでもだめ、陰気だけでもだめである。長生きは難しい。陰気と陽気が合わさることで均衡が保たれる。生とは太極の中にある。太極は陰と陽を併せ持ったものだ。陽が男で陰が女である。月が陰で太陽が陽である。陰と陽を併せ持つとは虎と鶴を併せ持つことを意味する。中国思想の勉強も継続してやる必要がある。特に老子の思想を中心にこれからもやっていくつもりだ。鍼灸の世界だと必然的に孔子よりも老子となる。老子を手がかりに中国思想に接近する。「道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。」(『老子』第四十二章)
NASAの惑星探査機ジュノーが木星の軌道に乗ったそうだ。木星のことが今よりもっと明らかになるだろう。
午後に散歩に出る。距離は4.12km、歩数は7652歩だった。昨日から細やかなことなのだが、今までになかったことが自分に起きている。それは散歩の途中などで立ち寄ったセブンイレブンで、買い物したらクジを引いて下さいと言われ、箱の中からクジを一枚引いたのだが、当たりクジで飲み物が一本貰えたのだった。それが昨日二回、今日一回合わせて三回連続して当たりクジだった。人それぞれの生き方には厳しさがある。近寄り難いと感じる時は、そのようなことを知る時である。
夜、8時を過ぎてから書斎で読書を始める。キリスト教に限らないのだが、終末思想というものには距離をもって接するようにしている。僕は終末思想に警戒している。終末思想、終末観は魅力的で人の心を揺さぶるところがある。だから批判精神を持って臨むことが大切なのである。人には愛する人が必要である。愛する人がいなければ、物の見方考え方が違ってくる。星空の下に暗い静寂が、二人の温もりを確かめる。静寂は朝露とともに蒸発してゆくだろう。出会うために人は生まれる。明日は七夕。






2016年(平成28年)7月5日(火)

午前2時半頃に目覚めてしまう。しばらく寝床で右や左とからだの向きを変えていたが、いつの間にか眠りについていた。7時頃に目覚める。ウィキペディアでカラヴァッジョの項目を読む。朝食をとりながら、「ノスタルジック ハイウェイ〜アメリカ ルート66をゆく」を視聴する。今日は肌寒い。気温は20°C程で長袖でもいいくらいだ。





2016年(平成28年)7月4日(月)

2時過ぎに床に就く。朝、7時半頃に目覚める。一日の活動を始める。
古代ユダヤ教徒にとって一番大事なことは、契約(ベリト)であった。契約を守るのかそれとも破るのか、それによって生活は大きく違ってくる。契約する相手はYHWH(アドナイ)である。今もユダヤ教徒においては変わらないことだろう。ユダヤ人のidentityはYHWHとの契約に求められる。契約を結ぶためにユダヤの民は多大な犠牲を払い、流浪し、辛酸を舐める。一日が百年のように、百年が一日のように四千年の時が巡った。そのようにしてユダヤ民族のidentityが形成されていった。契約に基づいた生活と偶像を崇拝する生活とでは明らかに違う。これら一連のことを書き記したのが旧約聖書である。旧約聖書預言者が登場するが決して占い師ではない。預言者とはYHWHとの契約を思い出させてくれる人のことである。偶像を崇拝するところでは占い師はもてはやされるが、預言者は追放されてしまうこともある。なぜなら民にとっては耳の痛いことを、威厳をもって言うからだ。僕がイスラエルの民に関心を寄せるのは、彼らが詩歌を表現の軸としたことである。
今日知ったことはハワイ、オアフ島ノースシュアで起きるbigwaveは北海道近海にある大型低気圧の大波が6000キロも超えて到達したものだったことである。季節は冬となる。
午後3時半から雨が降りだした。政治と宗教の話をする時は要注意である。この二つはどういうわけか、理性よりも感情センターに刺激を与える。スポーツもそうかもしれない。
夜、ワイルドライフ「ミツツボアリ 巨大帝国を築く」を観る。場所はアメリカ、アリゾナ州の砂漠地帯。





2016年(平成28年)7月3日(日)

朝、5時50分頃に目覚める。身支度して散歩に出る。途中セブンイレブンで朝刊を買い、ドトールコーヒー店でコーヒーを飲みながら読む。8時10分頃に帰宅する。歩いた距離は1.52km、歩数は2656歩だった。悲しいニュースが伝えられた。バングラデシュダッカで安否不明であった邦人7人全員の死亡が確認された。名前、身元は政府の指示により伏せられている。ご冥福を祈る。入浴して体を清潔にしてから、御ミサに与るために教会へ向かう。9時40分頃に着く。聖歌隊近くの席に座る。声を出さずに聖母へ天使祝詞を捧げる。気持ちを新たにして聖堂を出る。11時45分頃に帰宅する。12時からお昼のニュースを見る。亡くなられた邦人の名前と顔写真、肉親へのインタビューが伝えられた。死は突然にやって来る。死は単純である。残されたものの苦悩は深い。イスラム教徒でなかったために殺されたとしたら、日本社会でもじわじわ日本に住むイスラム教徒に対するある種の感情が日本人に湧いてくるだろう。排外とまではいかないが拒否感が出てくるだろう。各国で起きているテロについては多くの日本人が怒りを覚えているだろう。日本にISのメンバー及びシンパがいることを想定しておかなければならないだろう。僕はイスラム教のことはほとんど知らない。知らないが故に誤解と偏見が生まれる。日本のエネルギーを中東の原油LPガスに依存していることは物事を複雑化している。イスラエルはどこから原油を輸入しているのだろうか。ふと疑問に思った。今回のterrorismによる邦人の死は日本のイスラム各国に対する援助の一貫の中で起きた。それは中東の原油抜きには考えられない。バングラデシュ原油が産出さないが、イスラムという繋がりで考えなくてはならないだろう。夜7時からニュース、半からダーウィンが来た!「里山フル活用!ニホンイシガメ」を視聴する。ニホンイシガメは外国産のカメに抑えられて、絶滅の危機に瀕している。イシガメの食生活はトマト、桑の実、昆虫など雑食である。産卵場所は農業用ビニールハウスの中だったりする。研究者がイシガメにつけた発信器で生態がわかってきた。イシガメが絶滅の危機にあるのは、里山の荒廃、天敵となったアライグマの出現、8000万匹にもなったミドリガメの進出が主な理由である。





2016年(平成28年)7月2日(土)

これからの僕の生は絶対の探求へ向かうだろう。覚悟しなければならない。時間を、未来を考え始めたからだ。今ではなく永遠の今である。絶対こそ僕の生を貫き通す。孤独な探求の旅が始まる。最初にすることは、赦しを請うことだ。赦しとは悔い改めると言い替えてもいい。赦しは簡単なものではない。なぜなら内面のことだからだ。お風呂の水が溢れていれば直ぐ止めるだろう。しかし内面のこととなれば、そうは簡単にいかない。この旅は赦しを請う旅でもある。朝の散歩に出る。体調は普通、意識は清明。学ばなければならない、物の言い方と動作を。人に伝えるとき、お願いをするときに必要である。散歩の距離は3.04km、歩数は5611歩だった。
夜、7時からニュースを見る。バングラデシュの首都ダッカで起きたイスラム過激派による人質立てこもり事件に、日本人が巻き込まれた。外国人がよく利用する高級住宅地域にあるレストランが現場である。日本人のグループ8人がレストランで食事をしていた。武装した過激派6人が「神は偉大なり」と叫びながら、レストランに侵入してきた。レストランを支配し人質にした人々にコーランを言えるかどうかを試みて、イスラム教徒と非イスラム教徒を区別した。イスラム教徒で解放された人もいた。日本人グループはJICAに関連する人たちで、そのうち女性が二人含まれている。建築関係のコンサルタント会社3社で東京に本社を置く。バングラデシュ陸軍の精鋭部隊が立て籠もっているレストランに突入した。過激派の一味と銃撃戦になる。約15分で鎮圧されたが、お店には20人の遺体があった。日本人男性一人が頭部を負傷して病院へ搬送された。残りの7人とは連絡が取れず、安否不明である。最悪の結果が頭をよぎる。生きていてほしいと心から願う。我が同胞よ!全員元気に日本に戻ってきてほしい。




2016年(平成28年)7月1日(金)

自分の生活を複雑化しない、させない。生活を透明度の高いものにすることによって、意識にも良い影響を与えたい。僕はティッシュ一枚取るにも意識して取る、という課題を自己に与えている。外から入って来るものを内面化し、内面化したものを外に出すという行為は意識化されなければ、出来ないと考えるからだ。行為には細胞におけるイオンチャンネルのようなものがなければならない。外から内へ、内から外へ。濃度は一定でなければならない。細胞の中では濃度が常に一定であるように働いているが、意識と行為も安定したものであることが望ましい。何もしないで出来ることではない。六時頃に目覚める。そして一日が始まった。散歩に出る。距離は2.38km、歩数は4037歩だった。考えをまとめるには歩くことが有効だ。歩きながら思い至ったことは、年を重ねたからといって、決して楽になるという保証はない、逆に時間という万力に肉体と精神が締め上げられるということだ。
ドイツでは15年ぶりに出生率が上がった。しかしドイツ国内でも地域差がある。出生率が高い地域はポーランドと国境を接する旧東ドイツの地域である。日本の出生率はどうなるのだろう。

霞ヶ丘日記(122)

2016年(平成28年)6月30日(木)

日本社会で一人で生きて行くことは、無防備である。人はずっとplacebo状態で生きるわけにはいかない。真実の自分を取り戻す必要がある。増してや自分の心を癒すために生きているのでもない。愛することほど積極的な行為はない。愛することは与えることから始まる。それが無償であればあるほど、愛は純度をます。与えることが愛の寡黙さと矛盾するものであってはならない。一人では抜け出せない穴ぼこに落ちた時にはどうすればいいのか?誰かに助けて貰わなければならない。助けられるためには日頃の人間関係、温和な性格が左右してくる。しかしそれ以上に大切なことは社会福祉の働きである。僕が思い描いているのは、医療を社会福祉の中に組み込むということだ。どちらかというと医療中心に動いているように感じられるからだ。明治時代に入って政府が急いだのは医療と公衆衛生である。社会福祉は後回しにされた。社会福祉の思想も社会の中ではないに等しかった。社会福祉は医療を考えるが、医療はそれほど社会福祉を考えているようには思えない。時代は進んで日本が急激な早さで高齢化社会を迎えた今、医療と社会福祉が合体した新しい概念が必要になってきている。しかしまだ日本の社会福祉は発展途上にあり、熟成された思想もない。時間を要するだろう。多くの人が携わり、努力している。
ふじみ野駅〜鶴瀬駅間で人身事故があり、先程まで東上線は止まっていた。





2016年(平成28年)6月29日(水)

四時半頃に目覚める。朝の散歩に出る。歩いた距離は4.9キロ、歩数は8666歩だった。お隣り韓国は空梅雨らしい。知らなかった。参議院議員選挙期日前投票を市役所で行った。夜7時からNHKニュースを見る。愛知選挙区で日本のトランプと連呼しながら選挙活動をしている候補者がいるのにはビックリした。BS日テレで、「空飛ぶ救命救急最前線 緊急出動!ドクターヘリ」を視聴する。悲惨な交通事故の現場は修羅場である。、運転手は意識のない状態だった。心臓は止まり、ドクターが蘇生措置を行うも、運転手は死亡した。前橋市の日赤病院のドクターヘリは、上州の空っ風に悩まされる。フライトドクターになるためには30回のフライト研修が義務付けられている。その研修を受けている29歳の女医を密着取材する。身長149センチ、独身。飛び立つとヘリ酔いし、ビニール袋を求める。女医は凹む。また緊急出動し、左手首切断寸前の男性の救急に向かう。ヘリの中でも輸血する。そばから指導する先輩ドクターから注意される。次は子育てしながらドクターヘリで活躍する島根県の女医さん。農薬を飲んで自殺を図った人の救命に飛び立つ。どんな農薬を飲んだかがわからず、苦慮する。嘔吐した。匂いあり。有機リン系の農薬も飲んでいたことが判明する。二種類の農薬を飲んでいた。取り敢えず胃の洗浄をする。それから毒を摂取しないようにする薬品を胃の中に入れる。
困難な案件を解決するためには冷静さと知恵が必要である。相手が個人だろうと組織であろうと、対峙する相手は僕が痛みを感じるまで押すことをやめない。




2016年(平成28年)6月28日(火)

気ばかり焦って、落ち着いてことに当たれていない。雨が断続的に降り続いている。太陽が欲しい。
イギリスではEU離脱を受けて移民排斥が一部で起こっている。しかし歴史を振り返ればイギリスは世界各地で力を行使して植民地政策を推し進め、搾取して利益を得てきた。過去の歴史を忘れ、今また移民を排斥するとしたら、イギリスは歴史のつけを早晩払わされることになるだろう。イギリスにはロンドンを中心に約80万人のポーランド人が住んでいる。皮肉なことにEUからの離脱を決めてから、イギリス連合王国は統一ではなく、解体の危機を迎えている。




2016年(平成28年)6月27日(月)

政治的リーダー不在の功罪。日本の行く末。イギリスの先行き。イギリスの真の問題は分裂である。分裂することは方向を見失うことにつながる。こういう時こそ真のリーダーが必要だと思う。夜、100分で名著「ルソー"エミール" 第4回理想社会のプログラム」を視聴する。理想社会は自由と自律に基づいている。




2016年(平成28年)6月26日(日)

5時40分頃に目覚める。部屋はまだ眠っているように静かだ。夕食後、ダーウィンが来た!「世界最小!幻のゾウを密林に追え!」を見る。場所はボルネオ島だった。ボルネオ島のゾウは他のアジアゾウと約30万年前に枝分かれした。次に大河ドラマ真田丸」を見る。竹内結子の泣きには迫力があった。堺市にある千利休に縁のある南宗寺を、若い頃訪ねたことを思い出した。九時からNHKスペシャル 古代史ミステリー「御柱 最後の縄文王国の謎」を視聴する。





2016年(平成28年)6月25日(土)

読書していた筈なのに、いつの間にか眠りに落ちていた。目覚めると午前1時40分を過ぎていた。戦前まであった淀橋区角筈について調べる。朝BSでワールドニュースを視聴する。最初はBBCで、EU離脱の選挙結果を伝えていた。イギリスの先行きは不透明で、外国からの投資は期待出来ない。当分はイギリスの経済は落ち込むのではないだろうか。次は韓国のKBSによるニュースを視聴する。韓国でもイギリスのEU離脱による株式下落が大きかった。スペインのTVEもイギリスのEU離脱による金融界の混乱を伝えている。株式が下落しているのとは反対に金の値段が高くなっている。イギリス領ジブラルタルの選挙結果はEU残留だった。ジブラルタルではスペイン系の人々を中心に動揺が広まっている。アメリカのABCではウェストヴァージニア州での洪水を報じている。死者が出ている。州兵も参加して孤立した住民の救出に当たっている。次にイギリスのEU離脱を詳細に伝えている。記者は離脱をEUとの離婚と表現していた。2年をかけて離婚手続きが取られる。フランスのF2もイギリスのEU離脱を詳細に伝えている。フランスは苦々しく思っているように感じられた。夜、NHKスペシャル「イギリス EU離脱の衝撃」を見る。




2016年(平成28年)6月24日(金)

昨日歩いた距離は8.56km、歩数は14,508歩だった。午前中、きょうの健康・選「心臓を守りたい 狭心症のサイン」を見る。ニュース速報でイギリスのEU離脱を知る。他のEU諸国の反応は推察するに、勝手にしやがれ だと思う。夕方にはキャメロン首相の辞意表明が伝えられた。気になるのはScotlandの動向である。これを気に、Scotlandの独立問題が再燃するのではないかとも思う。イギリスはEU離脱後は中国との経済的結び付きを強めるのではないだろうか。イギリスは時代の流れに逆行している。気取らずに平常心でことにあたることが、肝要である。つい先日までは舛添東京都知事、今日はイギリスと、かまびすしい。mass mediaに踊らされないようにしなければならない。




2016年(平成28年)6月23日(木)

日本が経済的に豊かになったからといって、日本人の問題は解決しない。問題の一つには敗戦を経験したにもかかわらず、高度経済成長の成功もあって、日本が何のために戦争を始め敗戦となってしまったのかの反省が中途半端であったこと。そのことが義務教育の現場で、日本が国際社会から孤立しファッシズムへ突き進んでしまったのかを十分に教えてこなかった原因ともなっている。日本の負の遺産は若者たちにとって、何事もなかったような他人事になっているように思えてならない。もし日本と韓国と中国の若者が議論するとしたら、歴史認識に差があり話は噛み合わないのではと心配する。本当は若者だけではないだろう。このような歴史認識については日本では右翼、左翼という対立軸でしか捉えてこなかったことで、議論の根が深まらなかったのではないだろうか。もっと自由に発言できる環境が必要だった。敗戦国日本が抱える曖昧さと中途半端さの歴史認識ゆえに、平和憲法の重みが増すことはあっても、意義が失われることはない。今日は沖縄戦71年目、慰霊の日である。沖縄の戦後は未だ続いている。





2016年(平成28年)6月22日(水)

言い訳をする前に最善を尽くしたのか、自分に問うこと。主体として生きるために。死に際に言い訳するほど、惨めなものはないだろう。仕事を通して多くのことを学ばされた。考えるのも必要なのだが、実際にやってみることも大切である。案ずるより産むが易し、だろう。組織で働いているとやたらに会議が多く、うんざりすることが度々あった。仕事は言葉を現実化する。現実化された言葉を持つことは詩人にとって必須である。






2016年(平成28年)6月21日(火)

眠くなるまで、読書を続ける。思索はいかにして鍛えられるのか。鍛冶職人が鍛え上げる代物のような思索。思索は精神に直結する。そこから文体が抽出されてくる。七時半頃に目覚める。お天気は雨。アメリカ上院では銃乱射事件を受けて、銃規制動議が提出されたが否決された。アメリカはこれからも銃乱射事件が起き続けるだろう。明日から日が短くなっていく。今日は夏至。梅雨明けが待ち遠しい。
職人と言われる人たちの仕事振りは、丁寧に、事細かに、綿密なものである。そうしなければいい物は出来ないのだろう。それは職人と呼ばれる人たちだけに当て嵌まるものではない。それ以外の職種にも当て嵌まる筈だ。対人関係に於いては、楽器を演奏するように音符を見落とさないようにしなければならない。僕自身の問題として取り組む必要がある。自己の愚かさに無頓着であってはならない。





2016年(平成28年)6月20日(月)

午前零時から大型討論番組グローバル・アジェンダ「イギリスEU離脱の衝撃」を視聴する。賢人から教わったほうが良いだろう。賢人でない人ほどよく喋る。七時半頃に目覚める。国際ニュースを見る。フランスでは未だ政府と労働総同盟の対立が続いている。きっかけは労働新法だった。労働者側は反対の立場である。ロンドンには30万〜40万人のフランス人が住んでいる。今回のイギリスのEU離脱国民投票に関して、イギリス在住のフランス人コミュニティに動揺が広がっている。中にはイギリス国籍を取得するための準備をする人もいる。
現実とは自分が深く関わっている実体のことである。現実は決してあやふやなものではない。厳格で一寸の狂いもないものである。己れがあやふやでいい加減なことをやっていると、現実はその者に対して、何の手ごたえも与えない。現実に対処するためには自我の確立が必要となってくる。自我が確立されなければ、理性は働かず、感情に頼ることになる。
昔のアルバムを何かの拍子に手にとって見ることがあるが、三分も経たずに閉じてしまう。どちらかというと過去を振り返るのが苦手なのだ。自分の中に諦め感があり、過去を閉じ込めて封印したくなる気持ちが働く。過去があって今があるのだから。





2016年(平成28年)6月19日(日)

日付が変わる。民主主義とは相違を認めるということである。全体主義共産主義などは相違を認める方向性にはない。そのために表現の自由は奪われるか制限を受ける。そして基本的人権は踏みにじられる。一党独裁による権力の長期化は腐敗を生む。帝国はマスメディアの発達により近代以前のような長期安定は不可能である。この見方は固定的な見方であり、歴史的動きの中で見ていけば、違った様相が見えてくるだろう。一刀両断とはいかない。教科書で記述された歴史だけではなく、抑圧され、弾圧された民衆の歴史がある。更に考えを深めていけば、魂の歴史に逢着するだろう。フランス歴史学アナール学派が参考になる。
家のしがらみに囚われている人、自我の確立が思うようにいっていない人へ、旅の勧め。だから僕は旅に出る。家の問題が渋みと苦味を伴って突然に浮上してくることがある。大河ドラマ真田丸(26)〜滅亡」を観る。北条氏政役の高嶋正伸の演技には鬼気迫るものがある。





2016年(平成28年)6月18日(土)

夕食後、ブラタモリを観る。今日の散策地は横須賀、浦賀である。江戸時代、浦賀は海の関所だった。浦賀は海が深い。千葉側は浅瀬になっていて、大きな黒船は必然的に浦賀の方を航行することになる。東京湾の深くなった海底は2万年前は陸地で川が流れていた。侵食された川がその後、海面上昇して東京湾となった。横須賀で船の修理するためのドックはフランスの技術をもって作られた。ドライドックと呼ばれている。ドックを作る過程で世界ではじめてナウマンゾウの化石が発見された。約10万年前の化石だった。





2016年(平成28年)6月17日(金)

日付が変わった。読書を続ける。いつの間にか寝てしまっていた。午前3時に目覚める。また眠った。





2016年(平成28年)6月16日(木)

五時半頃に目覚める。ゴミ出しをする。朝の勉強はフランス語を選択する。午後二時過ぎに緊急地震速報が出る。NHKは番組を中断して地震速報に切り替わった。函館地方が最大震度6弱だった。
一人一人が何かしらの問題を抱えながら生きている。解決が困難である場合は精神力がものをいう。その問題に対する処し方が人生の質を決めかねない。もしその問題から逃避するとしたら、どういう結末が訪れるのだろうか。

霞ヶ丘日記(121)

2016年(平成28年)6月15日(水)

午前七時前に目覚める。国内ニュースは東京都知事、舛添知事一色となっている。今回わかったことは政治資金規制法がいかにザル法で蓄財が合法的に行えることだ。その原資は国民の税金だということである。限度を知ることの大切さを思い知らされた。限度を知ることは誰から教えられるものだろうか。意外と難しいかもしれない。そして文春はこの世の春を表面的には謳歌しているように見受けられる。







2016年(平成28年)6月14日(火)

七時前に目覚める。国際ニュースを見る。最初にBBCを視聴する。アメリカの銃乱射事件を詳細に伝えている。マルセイユで逮捕されたイギリスのhooliganのことを伝えている。ロシアのhooliganにも問題があるとも言っていた。次に韓国のKBSニュースを聞く。韓国の外相とロシアの外相が会談した。両国とも北朝鮮が核保有国とは認めないことで一致した。スペインのTVEはフロリダのオーランドで発生した銃撃乱射事件で、被害者のほとんどがヒスパニック系アメリカ人であると伝えている。






2016年(平成28年)6月13日(月)

読書は僕にとってささやかな楽しみです。楽しむためには意識を分散させるのではなく、集中させなければなりません。集中を途切れさせたり邪魔するものであれば、バッハの音楽でさえ避けなければなりません。楽しみは集中しなければ得られなかったのです。七時過ぎに目覚める。国際ニュースを見るとアメリカ、フロリダのオーランドで発生した銃乱射事件一色だった。犠牲者は五十人にも上っている。犯人の名前及び素性は明らかになっている。犯人はアメリカ人だが、彼の父親はアフガニスタン人である。彼がイスラム過激派の集団に所属していたかどうかはまだ明確ではない。フランスではイギリスのhooliganが暴れ回っている。何のためのサッカーだろう。暴れるためには特に理由など要らないのだろう。エール フランスのパイロットのストは3日目に入った。
傲慢さは真実を見失わせる。物事の真実が何処にあるのかを見極めなければなりません。真実だけが頼れるものです。そして物事には目には見えない構造があります。僕たちは重力に逆らって上に伸びています。それを可能にするために、構造を持つようになりました。どのような構造になっているか知る必要があります。物事は不透明さを増してくる。濁り水のように周りが見えづらい。思考することは透明化することと言ってもいいだろう。
夜、クローズアップ現代モハメド・アリ 史上最強伝説の真実」を観る。アリの偉大さがどこにあるかを考えさせる内容だった。
引き続いてプロフェッショナル 仕事の流儀「書体デザイナー・藤田重信」を観る。筑紫明朝体を作ったひとである。藤田の言葉に、叩かれてこそ完成する、と言うものがあった。
権威ある人に安易に近づいてはならない。特に距離を保つようにしなければなりません。近づくことより聡明さを優先すべきなのです。創造的な人とは日々新しく生き直している人のことです。







2016年(平成28年)6月12日(日)

午前二時頃に目覚めてしまう。どうしようもなく読書する。そば茶を飲む。六時半過ぎに目覚める。静かにその時を待つこと。時は流れて行く、その人の応分に合わせて。世界と言っても、自分の力量分の世界なのだろう。夕食後、ダーウインが来た!を見る。アフリカ、ツアボのライオンの雄にはたてがみがない。理由は熱を放散させるためである。たてがみはマフラーのようになって雄ライオンの体温を上げてしまう。そのためにツアボの雄ライオンはたてがみを捨てた。環境に適応するためである。狩りにも他の地域のライオンとは違うやり方をする。
午後8時から大河ドラマ真田丸」を観る。茶々役の竹内結子の表情がいつもは見られない表情を出していた。引き続きNHKスペシャル「大アマゾン 第三集緑の魔境に幻の巨大ザル」を視聴する。はじめて見るサルが複数いたのには驚いた。そのサルたちは個性的な顔をしていた。簡素で静かな書斎での読書を好む。







2016年(平成28年)6月11日(土)

午前七時過ぎに目覚める。フランスではヨーロッパサッカー選手権が始まった。七月十日まで熱狂が続く。戒厳令下での試合であるために、空港並みの安全対策がとられている。パリではゴミ収集が一週間ぶりに再開された。マルセイユではイギリスのサポーターと警備する警官隊との小競り合いがあった。イギリスチームはマルセイユでロシアと対戦する。擬似戦争のようなスポーツの試合には閉口する。争いは人間の中で快感となっている。恐ろしいことだ。「世界の船旅」を視聴する。船旅を一度は味わってみたい。ドキュメンタリー作品「ジェイク ザ スネークの復活」を観る。ジェイク ザ スネークは名の馳せた元レスラーだ。薬物&アルコール依存症に陥っている。依存症のためにレスラーをやめざるを得なかった。皆から見放されていた。ひとり友人のペイジが彼を支援する。体重は136キロあった。規則正しい生活をすることによって、体重を減らすように取り組む。支援に感謝しながら約束を破ってお酒を飲む。その繰り返しである。画面には2012年のことと出る。体重が減り出した。室内でのストレッチを真剣にやっている。左肩の痛みに耐えられなくなる。ビールを飲みたいと大男がさめざめと泣き始める。ジェイクは60日間断酒している。ジェイクは整形外科を受診する。ドクターは回旋筋板に問題があり、痛みを取るために手術が必要と診断する。日本円で80万円ほどになる。彼は無保険だった。家族も彼のこれまでの素行をみて、見放していた。インターネットを使って寄付を呼び掛ける。むかしのファンから寄付が集まって手術を受けた。全て順調に行っていたと思ったが、支援者のペイジが海外に行っているときに自分のヘアースタイルのことを引き金に酒を飲む。一からの出直しである。順調に行きはじめて、支援者のペイジの家を出ることになった。ジェイクのファンからの提案だった。そこでも薬物とお酒をはじめてしまう。それでも支援者のペイジは彼と関わり続ける。ジェイクは毎日欠かさず依存症プログラムの集まりに参加する。生きることは便宜上プライベートがあるかも知れないが、本質上は全て公的なものではないだろうか。別な表現をすれば、生きることの裏地は責任を伴うということである。僕の愚かしさは罪の問題としてある。肉と霊の格闘が僕の中にある。
何も考えずボーッと海を見る時間も必要だ。過去を思い出すことは聴診器で耳を澄まして、かすかな共鳴音を聴くようなものだ。夜Eテレで、藤山直美✖️香川照之の対談に耳を傾ける。関心を寄せる二人の話に興味は尽きない。









2016年(平成28年)6月10日(金)

毎日の自分の出来事はほとんど反省されないまま、過去にお蔵入りとなる。反省された状態でお蔵入りとしたい。反省された出来事は質的変化を遂げていく。質的変化とは私的なことだったものが、反省することによって公けのものになりうるということである。ことざわ、格言、金言とかいうものはその類いではないだろうか。六時頃に目覚める。フランスでは労働法改正に端を発したストライキが各業種で行われている。今度はエールフランスパイロット達がストを行う。パリのゴミは依然として収集されず山積みになっている。住民はゴミの山から信じられないくらいの数のネズミが、飛び出してきたと言っていた。フランス特殊部隊がシリアで反政府軍と共に過激派組織ISへの攻撃を始めたと、フランスの国防大臣が公式に発表した。過激派組織ISは今なおメソポタミア文明の遺跡を破壊し続けている。自分がよって立つところは、基本的人権、民主主義、日本国憲法である。日本の国家観は71年前の敗戦を境に、大きく変わった。基本的人権、民主主義、日本国憲法が根付くかどうかは僕たち一人一人の志にかかっている。そしてこの3つは僕自身の根拠となりうるものだ。






2016年(平成28年)6月9日(木)

今まで自分が日本人として、日本の何がしかの伝統に連なっているという実感がないまま生きてきた。日本と自分のあいだにある違和感は何なんだろう。日本の歴史で身近に感じているのは、キリスト教伝来から布教、吉利支丹信徒の増加、禁教令、迫害、潜伏、信徒発見など一連の流れである。日本史の中では反体制となった人々の中にある位置づけである。日本の伝統とは到底思えないものである。そして長崎への原爆投下である。こんな歴史があるだろうか。ここに日本の伝統の中で生きる、日本人として生きるということの困難さがある。生存が脅かされる日々が250年という長きにわたったのである。このような歴史的過程を踏んだ者は自覚なしに生き延びれない。歴史を知らずして僕の未来はない。僕の中では蝦夷、沖縄、部落の人達に対する共感がある。この国にがんぜんとして存在する偏見と差別があり、人々を生きにくくしている。歴史は決して平等ではない。故に自由を求めて積極的に生きる必要がある。この艱難の道を歩き通して、自由に到達するのを僕は夢みている。そして今日本の自然を深く愛する。
深夜Eテレロシア語講座で抽象画家マレーヴィッチの作品の解説を聞く。
朝五時丁度くらいに目覚める。早朝の読書をする。フランスでは北東部の村が洪水の被害にあい、一人の婦人の救出がテレビで放映された。労働法に端を発した労働者のストライキはまだ続いている。パリ市内はゴミ収集が3日前から滞っていて、悪臭がひどくなっているそうだ。







2016年(平成28年)6月8日(水)

五時半頃に目覚める。身体が冷えているので、長袖を着る。部屋に掃除機をかける。気持ち良く朝食を摂る。フランスではパリ、セーヌ川近辺の洪水の後始末に追われている。フランス国鉄ストライキが長引いている。首相が解決に乗り出しているが、労組側が二の足を踏んでいる。ペルーの大統領選挙で二人の候補の接戦が続いているが、海外在住のペルー人は88万人にいるそうだが、その人達の結果次第で決まる。それと30万票の不明票の精査が同時に進められている。日本人は日系人の存在に無頓着のように思える。
現実の生活の中から思索を深めていくことは、歯車と歯車をしっかり噛み合わせて力を明日に伝えるようなものだと思う。高尚なことが身を縛り上げることもありうる。







2016年(平成28年)6月7日(火)

複雑さが増すと全体を見きれなくなる。全体を見きれなければ個はどうなるかわからない。全体で個である存在、それが心だと思う。眠れない時を過ごす。五時半頃に目覚める。住む家も何時しか自己の本質に大きくかかわってくる。家なんか大したことじゃない、と思わない方がいいだろう。







2016年(平成28年)6月6日(月)

五時前に目覚める。内も外も静だ。体調は元に戻りつつある。久しぶりに朝の散歩に出る。お天気は曇り、風はなし。平常心を保っている。西田幾多郎の『フランス哲学についての感想』を読了。みんなどんなにして生きてきたのだろう。そしてこれからどう生きていくのだろう。未来に待ち受けているものは何だろう。
今日歩いた距離は3.76km、6593歩だった。夜、読書する。僕は穴だらけ。





2016年(平成28年)6月5日(日)

子供の時の記憶を、今の生活と切り離さず、結びつけることが創造に繋がる。多くのことを僕たちは忘れている。六時過ぎに目覚める。風邪気味であることを自覚する。外出を控えて静養する。
僕はきみを愛せないほどとしおいてはいない。ましてや愛し方をわすれたはけではない。きみは泣いているのに僕はたちあがれない。きみはいうだろう。わたしのじかんをかえして。あなたはぬすっとよ。なににつかったの、ほかのひとにあげちゃったの。ゆるせないわ。愛はこうもおもくるしいものにかわってしまうのか。何かに夢中になることは人をかえりみなくなる。きみは詩だった。そして今 僕は詩の不在のなかをいきている。





2016年(平成28年)6月4日(土)

七時頃に起床する。BSで国際ニュースを見る。フランス、ドイツでは洪水による死者が出ている。パリのセーヌ川周辺では増水のために、床上浸水の被害が出ている。パリを旅行している人々は残念な思いをしていることだろう。ルーヴルとオルセー美術館はお休みとなっている。韓国の大統領がフランスを公式訪問し、オランド大統領と会談した。イスラエルパレスチナ和平交渉を再開するために話し合いが持たれた。イスラエルパレスチナ抜きでヨーロッパ各国、国連、中国、アラブ各国が集まった。現在のイスラエル国粋主義者の政権であるために、対話への取り組みは期待できない。
当たり前だか僕たちは神ではない。だから食べなければ生きて行かれない。食べたくなければ、死ぬことになる。食べることは自分が自然の一部であることを知ることになる。都会の生活ではそれが見えにくくなる。しかし料理人は自覚させられる。人間は自然の恵みがなければ、生きて行かれないことを。視点を変えれば、料理は死がなければ成立しないものでもある。料理は生と死の頂点にある。だから直ぐ消滅することになる。子供の時の記憶は自然とともにあることが望ましい。
午後にBSスペシャル「原発事故5年目の記録(前編)」を観る。









2016年(平成28年)6月3日(金)

六時半頃に目覚める。一日中、洗濯と部屋の掃除と整理整頓にあたった。家事労働は大変だ。出てくる書類やら手紙やらをどうしても読んでしまうので、時間を取られてしまう。疲れた。





2016年(平成28年)6月2日(木)

四時半頃に目覚める。五時過ぎに起床する。早朝の読書をする。窓から外を見ると樹木がかなり揺れている。風が吹いているのだろう。10時半頃に散歩に出る。風はあるが快晴で、気持ちがいい。西田幾多郎の短文『デカルト哲学について』を読了。同じ著者による『フランス哲学についての感想』を読み始める。夜、ドキュメンタリー作品『アメリカン ドリームへのレクイエム』を観る。解説は言語学者ノーム・チョムスキーアダム・スミス、富裕層のための政策、1%の富裕層に富が集中、雇用不安を煽って賃金を抑制、金融危機を作った銀行を政府が救済、Pronotomy。





2016年(平成28年)6月1日(水)

純粋であるものを汚すようなものに対して、無防備であってはならない。眠れない夜を過ごす。七時頃に目覚める。朝の散歩に出かける。今朝の散歩は、4.77km、8187歩だった。猫に敬意を払うのは、人間に飼い馴らさせないものを持っているからだ。猫は気高い。そのためか飼い主の猫による傷は絶えない。人間ほど恐ろしい生き物はいない。午後から銀座に出かける。「日影玄 新作展」を観る。日影さんと久しぶりをお会いする。九時過ぎに帰宅する。駅から歩くと風があって肌寒かった。朝からの通算歩行距離は8.38km、14525歩になっていた。

霞ヶ丘日記(120)

2016年(平成28年)5月31日(火)

朝の7時頃から朝の散歩に出かける。帰りがけにドトールでコーヒーブレイクする。今朝の散歩の距離は3.92km、6,594歩だった。午後3時を過ぎてから簡易書留を郵送するために、近くの郵便局へ出かける。用事を済ませた後は午後の散歩に出る。僕にとって歩くことは内的体験の再確認をする行為でもある。帰宅後は書斎に籠もる。一人一人に義務が課せられている。多くの人がそれを知らないままに生きている。僕もその一人だろうが、義務を自覚して果たしたいと思う。






2016年(平成28年)5月30日(月)

雨はあがったが、ヒンヤリとして肌寒い。夏場にクーラーがよく効いた部屋にいるようだ。油断すると風邪をひきそう。散歩に出る。時々小雨が降る。散歩の距離は4.77km、歩数は8,875歩だった。自分に巣食っている悲嘆について一つの意見を知る。それは夏目漱石の『道草』の主人公が次のように言っていることばだった。「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起こった事は何時までも続くのさ」。






2016年(平成28年)5月29日(日)

早朝より読書する。傲慢な自惚れた態度こそ、一番の敵だと思う。人生が楽でないことは明らかだ。だからと言って自分の人生から逃げ出すわけにはいかない。書くということの中に僕自身を統合する作用がある。続けることで見えてくるものがあるだろう。しかし結晶化するには程遠い状況だ。De profundis clamavi ad te Dmine,Domine exaudi vocem meam.
読了。新しく西田幾多郎の「デカルト哲学について」を読み始める。嘆いてばかりはいられない。前に進もう。誰かが背中を押してくれているに違いない。NHKスペシャル廃炉への道〜核燃料デブリ 迫られる決断」を観る。BSで「宇宙を奏でた作曲家 〜 冨田勲 84年の軌跡 〜 」を視聴する。






2016年(平成28年)5月28日(土)

人生に良いことはあるんだろうか?何も確信のないままに生き延びている感覚がある、月日は確実に過ぎているのに。時間は確信を持って渦巻きながら動いている。「聖グレゴリオの祈祷書」の日本語訳はあるのだろうか。病を得た時のように何かにすがりたい気持ちだ。夜、BSで「シルクロード 謎の民〜Takla Makan砂漠 楼蘭の末裔?」を観る。4000年前の楼蘭の150体のミイラ。






2016年(平成28年)5月27日(金)

麻谷山 宝徹禅師 「風性常在、無処不周」を知る。解説を何度も読む。5時に目覚める。小鳥のさえずりが聞こえる。読書を開始する。自分の内に生起するものを、殆どと言っていいくらい見逃している。いくらかでも捕捉するために毎日書く、画家であれば毎日デッサンするという手仕事が必要となってくる。霧に包まれたような匿名の曖昧さを打ち払いたい。僕はどういうわけか浅くはない悲しみを持ち歩いている。何処までもついてくる悲嘆に手をやいている。午後は気分転換に図書館で読書する。オバマ大統領の広島訪問のライブ中継を視聴する。平和公園でのオバマ大統領の演説に耳を傾ける。歴史的な一日となるかどうかは、今後の核兵器廃絶の進展にかかっている。






2016年(平成28年)5月26日(木)

BSドキュメンタリー「ストロー管の愛」を観る。午前6時に起きる。午前11時からG7伊勢志摩サミット開始のテレビ中継を視聴する。対人関係においては、注意深く、慎重に、丁寧を旨としたい。





2016年(平成28年)5月25日(水)

新しい日を迎える。読書を続ける。知らないうちに眠りについてしまった。5時半頃に目覚める。読書を再開する。読書をこれからも日常生活のroutineとしてやるためにも、健康が重要だ。酒とタバコは今後とも一切やらない。良質な血液を脳に送り続けることを求められている。楽しみを犠牲にしなければ得られないものもある。今日も数時間で終わろうとしている。充実した一日とは言えないかもしれない。そういう日だった。日米首脳共同記者発表のライブ中継を視聴する。





2016年(平成28年)5月24日(火)

簡潔を良しとする。華々しくなくとも。深夜2時頃に目覚めてしまう。いつの間にか寝ていた。午前5時頃に目覚める。生きるだけでは足りない。よりよく生きることを肝に命じたい。






2016年(平成28年)5月23日(月)

日が捲れても、読書を続ける。いつの間にか眠りについていた。掃除機かけをする。ゴミ出しする。国際ニュースを見ながら朝食を摂る。スペインの放送局が伝えていた数字に少々驚いた。政情不安定な南米のベネズエラにスペイン人が22万人いるというものだった。言葉の壁があるのとないとでは、これ程人の移動に差が出るとは。書物のみでは足りない。歩くこと、旅をすることも大事である。夜BSで「ワイルドライフ〜カナダ 巨大フクロウ 見えない獲物を狩る」を観る。ユニークな顔の周りにある羽毛が集音器の役割をしているそうだ。続けてイギリスのコメディー映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」を観る。主演はローワン・アトキンソン。007のパロディー映画だった。何回か笑った。ジム・ホールのjazz guitarをBGMに読書する。






2016年(平成28年)5月22日(日)

朝の5時15分頃に起きる。夜、「ダーウィンが来た!」を観る。引き続き、大河ドラマ真田丸」を観る。今夜の主役は僕にとっては、信幸の病弱な妻おこうだった。離縁させられたおこうが身近である。BSで「浅田真央 ゆれ動いた心の軌跡」を観る。午後9時からドキュメンタリーWAVE「広場は眠らない〜仏・格差をめぐる若者たちの議論」を視聴する。フランスの労働新法に対する若者たちの活動を追ったものだ。広場で思い思いの考えを述べる。その活動は「立ち上がる夜」と名付けられていた。






2016年(平成28年)5月21日(土)

昨日は一歩も外に出ながったが、家の中だけで歩いて5.3km、歩数7,919歩だった。自分でも驚く。何でそうなったのか。朝の5時半頃から家の大掃除をしたからだった。今ようやくシャワーを浴びて、床についたところ。6時20分に目を覚ます。九州各県の子供貧困率は全国的にハイレベルにあるのだが、その理由として経済的に苦しくても生活保護を受給しないということがあげられるそうだ。生活保護を受給することが恥ずかしいということだろうか。






2016年(平成28年)5月20日(金)

言葉を選んで使う必要がある。言葉選びを間違えると直ぐに問題が、発生する。如才なく取って付けたような言葉使いを続けるならば、何かの時に批判の的となるだろう。言葉は良くも悪くもその人自身である。日本語に精通しなければならない。日々の勉強はそのことに費やされる。なぜなら日々の出来事は言葉に集約されてくるから。人においては沈黙も言葉である。試練の時こそ成長出来る。忍耐を力とする方法がある筈だ。忍耐こそ適応力と言い放っても良いだろう。






2016年(平成28年)5月19日(木)

BSドキュメンタリー「カストロVSゲバラ」を観る。カストロに裏切られたゲバラ。その後BSスペシャル「ニッポン・心の旅 ワタシの"奥の細道"」(1997年放送)を観る。英国人女性が奥の細道を辿る。出羽三山の修験者の護摩焚きが興味深かった。5時半頃に起きる。ゴミ出しする。部屋の掃除をする。洗濯物を干す。ようやく朝食となる。三味線の弦が絹(繭)で出来ていたとは知らなかった。繭の質で値段が違う。







2016年(平成28年)5月18日(水)

朝5時15分から放送大学のヨーロッパの歴史⑴第6回「中世の民衆と文字文化」を視聴する。部屋の掃除をする。夜、総合診療医 ドクターG「ジカ熱かもしれない」を観る。







2016年(平成28年)5月17日(火)

眠くないので、読書する。知性は他人の力に依存している要素を持っている。いつの間にか眠っていた。早朝5時半頃に散歩に出る。途中、ドトールコーヒーでhot coffeeとlettuce German dogを食べる。今朝の散歩は、5.46キロ、10,036歩だった。帰宅後、BS歴史館「江戸のスーパー変革者 松尾芭蕉」を観る。内容は2014年放送の、「松尾芭蕉〜17文字で日本を変えた男 」と1989年放送の、「おくのほそ道〜池田満寿夫みちのく紀行」だった。朗読を文芸評論家の粟津則雄さんが担当していた。
おしゃべりするように相手に伝えてはならない。僕は一冊の本として生きる。僕にとって読書とは自分自身を読むことでもある。但し感傷の湯船に長居は禁物である。人が辿る道は誰にもわからない。人は季節が巡るように、災害が巡り来るように変貌する。変貌の中にいる醜さを併せ持つ僕は、植物が宇宙の呼び声に応えて内側から開花するように、喜びを見出だして詩の花を生み出したい。忍耐強く前に進もう。
夜、Eテレで「イザベラ・バード」に関する番組を観る。今日は、松尾芭蕉に始まりイザベラ・バードに終わる、とは思わなかった。旅に出たくなった。





2016年(平成28年)5月16日(月)

午前7時過ぎに目覚める。朝刊を読む。BSでワールドニュースを視聴する。凍った心は言葉を使うことを忘れる。時に感傷に浸ることは癒しになる時がある。心のない仕事に何の値打ちがあるのだろう。人に多くを求めすぎないこと、自分に対しても。怒ったところで、悪口を言ったところで、泣いたところで、問題は解決しない。耐えることを学ばなければと思う。自分に出来ることは耐えることしかないと言ったほうがいいだろう。頭で分かったと思うのではなく、日常生活の中で身体を使って身につけていくものだと思う。夜、プロフェッショナル 仕事の流儀「食べる喜びを、あきらめない〜看護師・小山 珠美」を観る。諦めないことの大切さを教えられる。