microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の霞ヶ丘日記(81)

2014年(平成26年)10月31日(金)

詩は光沢のある言葉として再び僕の前に姿を現した。





2014年(平成26年)10月30日(木)

 午前5時15分頃に目覚める。快晴。光り溢れる朝。意識は何よりも、清潔でなければならない。目覚めの朝、僕はこの意識に未来を託している。静寂と溢れる光に包まれた意識は公共の水となるだろう。それが一瞬であっても、水は命に行き渡る。
修士論文のために書斎に籠る。疲れたらベッドに横になり、それからまた書斎に籠る。その繰り返しだった。





2014年(平成26年)10月29日(水)

 午前5時22分に起床する。用を足す。お風呂を追い炊きする。洗面をする。電気剃刀で髭を剃る。テレビをつけ、BSの国際ニュースにチャンネルを合わせる。ブラインドを半分上げて、羽を傾けて採光する。朝食の準備をする。アルミニウム製の大型の鍋で、broccoli二個を湯がく。浴室に干していて乾燥した衣類をたたんで収納する。昨夜洗濯した衣類を洗濯機から取り出し、ハンガーに掛けて浴室に干す。焼きうどんと湯がいたbroccoliにmayonnaiseをかけて食べる。国際ニュースでは抗議活動を続ける学生達が、路線の違いを見せ始めていると報じている。朝食後、入浴する。干した衣類に水がかからないように注意した。お風呂場で歯磨きをした。急いで身支度をする。タッパーに残りのbroccoliをSaran Wrapに包んで蓋をして、バッグに入れる。午前7時15分頃に出勤する。外に出ると昨日と同じように雲一つない快晴であった。風もなく幾らか寒い感じはするが、気分の良い朝である。駅のプラットフォームの列に並ぶ。バッグからtabletを取り出し、アプリのYahoo!乗り換え案内でこれから乗る電車の到着時間と乗換駅を表示させた。ふじみ野駅で急行池袋行きの電車に乗り換えて、成増駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り換えるのが、時間としては一番早かったが、混雑も一番激しいことが予想された。二番目に到着する電車を選択した。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り、そのまま目的の駅まで行く方法である。一番早く着くやり方より5分遅くなる。各停新木場行きの電車に乗る。吊革を持つ。急行池袋行きの電車より混雑はしていない。志木駅で乗り換える。電車はまだフォームになく、二列の列の右側に並ぶ。座ることが確実になる順番ではなかったが、四人掛けの席に座ることが出来た。予定通り始発の各停池袋行きの電車に乗り換えることができ、且つ座れたので安心感を持った。尿意を催したので、駅のトイレで小用を足す。改札口を出てからローソンで、お塩入りのトマトジュース2本とカット野菜といろはすの炭酸水を買い求める。バス停で写真一枚をとる。仕事に間に合うかどうか心配になってくる。何とか間に合った。仕事を終えて、午後8時10分に退出する。残業となった。14分発の高島平駅経由のバスに乗る。明日は休みにしたので、幾分楽な気持ちで座席に座る。明日は休みでも、書き上げなければならないものがあるので、ゆっくりも出来ない。バスを降りて、ローソンでナショナルジオグラフィック誌1年分の支払いをする。駅のベンチに座ってtabletに入れているcalendarを開いて、11月のスケジュールを埋めていく。とても大事な作業である。56分発の志木駅行きの電車に乗る。読書する。午後9時40分頃に帰宅する。手洗いと洗面とうがいをする。シーツとコットンの毛布を洗濯する。





2014年(平成26年)10月28日(火)

 昨夜は疲れて早く床についた。外から風の音が聞こえてきた。強い風が吹いていたのだろう。午前1時前にまた眠りに入った。午前4時40分頃に目覚めて、小用を足す。お風呂のボタンを押す。三度眠る。午前5時50分に目覚める。6時頃に起床する。起きてからアラーム音が鳴り始めたので、ベッドサイドに戻って停止ボタンを押す。ブラインドを半分上げ、羽を傾けて採光する。テレビをつけ、国際ニュースをつける。用を足す。洗面と歯磨きをする。朝食の準備をする。朝食を食べながら、国際ニュースを観る。BBCではアフガニスタンからのイギリス軍撤退の模様を伝えていた。イギリス軍は13年もアフガニスタンに駐留していたそうだ。アフガニスタンで亡くなったイギリス軍兵士の父親が、心の整理をつけようとアフガニスタンを訪ねる。カメラは父親に密着して息子を失った悲しみを伝えていた。朝食後、出勤の準備をする。入浴する前に体重計に乗る。午前7時20分頃に出勤する。外に出ると雲一つなく空は晴れ渡っていた。少しひんやりするが、気持ちの良い朝である。通勤急行池袋行きの電車に乗る。相変わらず込み合っている。志木駅で各停池袋行きの電車に乗る。ローソンでおにぎりとミネラルウォーターを買ってから、バス停へ向かう。バスが停留所にきていたので走った。最後尾の座席に座る。無事に職場に着き、仕事を開始する。朝礼で今日やるプログラムをスタッフに伝える。午後5時33分頃に退出する。西台駅経由のバスに乗る。最後尾の五人掛けの座席の真ん中に座る。しばらくしてから食べ物の匂いがしてきた。ポテトフライのような匂いだった。回りを見渡すと左側の桂馬飛びの位置にいる背広を着た中年の人が口を動かしていた。窓を閉め切った狭いバスの中で匂いのする食べ物はやめてもらいたいと思った。東武東上線の駅に出る。帰りの電車の中で、イエスの弟子になるということはどういうことかを、いろんな角度から考えてみた。そして自分のこととして考え始めたら、僕は混乱し始めた。午後9時半頃に眠りについた。





2014年(平成26年)10月27日(月)

午前5時50分頃に目覚める。小用を足す。お風呂のスイッチを押す。午前6時に設定した3つのアラーム音がなりだした。上体を起こして止める。15分頃に起きる。テレビをつけ、国際ニュースのチャンネルに合わせる。ニュースを聞きながら動く。お風呂が沸くまで職場に持参する物をバッグに入れる。食料品はミニトマトとミカンとコールスロードレッシングを入れた。電気剃刀で髭を剃る。入浴前に体重計に乗る。微減。入浴後、綿棒で両耳の水気を取る。午前7時15分頃に出勤する。お天気は所々に青空が見えるが全体的には雲が多く、太陽光は陰を作っていない。風はほとんどない。横浜元町・中華街行きの電車に乗る。混雑して吊革を持つ。和光市駅で下車して準急池袋行きの電車に乗り換える。混雑が激しく身体と身体が強く密着する状態で、吊革もなく電車が揺れる度に身体が揺れ、密着度が強くなる。成増駅で再度下車して、始発の各停池袋行きの電車に乗り換える。最後尾の車両に乗り、三人掛けの真ん中が空いていたので座る。ひと息つく。駅前のローソンでトマトジュースとローソンの大きめの紙パックに入ったお茶と梅のおにぎりを買い求める。お店を出てからバス停へ向かっていると、信号で止まっているバスが目に入った。直ぐに走り出した。信号が青から赤に変わったがまだ先頭の車が動いていなかったので、走って渡った。待っていた人は3人いた。バスがすぐに到着して、定期券を運転手に提示して乗り込む。最後列の座席の左端に座る。乗客が月曜日なのに少ないと思っていたら、養護学級の子どもたちが1人しか乗っていなかった。無事に職場に着く。着替えを済ませてから、買ってきたおにぎり二個を食べる。午前8時50分から仕事を開始する。午前11時10分時の最高血圧は127mmHg、最低血圧は68mmHg、脈拍数は88拍/分だった。午後5時35分頃に退出する。西台駅経由のバスに乗る。バスは順調に走る。職場の同僚と相席でお話しながら、終点まで行った。午後6時3分発の電車に乗れなかったので、駅前の千円カットの床屋で髪を切る。志木行きの電車に乗る。志木駅で下車して、列に並ぶ。急行森林公園行きの電車に乗る。満員。肩身を狭くする。ふじみ野駅で降りて、各停川越行きの電車に乗り換える。席が空いていたので座る。東武ストアで三種類のカット野菜を買う。風が吹き始めた。特に両耳が風の勢いを受け止めた。大きなケヤキの木から枯れた葉っぱが落ちてきた。道に落ちてカラカラという乾いた音を出して転がっている。午後7時50分頃に帰宅する。着替えをすませて洗面と手洗いとうがいをする。午後9時に床につく。午後10時45分頃に目を覚ます。寝たままtabletを使って読書する。





2014年(平成26年)10月26日(日)

 他人にとってはどうでもいいことを、これからも書き記すことになるだろう。他人にはどうでもいいことが、僕にとってはどうでもいいことではないからだ。見捨てられる日常に僕は時として、翻弄される。それほど僕は脆弱な意識を持つ人間であることを、認めざるを得ない。弱いからといって、強い人間になりたいという気持ちはない。面白おかしく書こうとも思わない。自分のために書こうと思うだけである。自分を茶化したり自虐的になることも、ないだろう。ただ的確な言葉を使いたいと思う。実際にあったことを的確に言葉で表現することによって、自分に起きたことをしっかりと認識するということである。常に変化する現象に翻弄される意識する私に、言葉という重石を置くことによって均衡を図る試みでもある。
午前1時40分頃に就寝。午前6時丁度にアラーム音で目覚める。途中一度も目覚めなかったせいか、よく寝たという感覚があった。15分後に起床する。用を足す。お風呂を追い炊きするボタンを押す。洗面をする。朝食の準備をする。パスタを湯がく。湯がいている間に、ベランダにおいている植物に水やりをする。朝食を食べる。後片付けをしてから入浴する。入浴する前に体重計に乗る。お風呂場で髭を剃る。入浴後、顔にメンソレータムを薄く塗る。教会へ行く支度をする。午前10時18分頃に家を出る。駅の方へ歩く。お天気は晴れ。ミサは既に始まっていた。今日はバザーがある日でいろんな商品が教会の中におかれていた。座る席はなかったので教会にいる間中、立っていた。バザーには参加せず、隣の販売所でY紙を購入して、駅近くにあるガストでドリンクフリーを注文して読む。午後12時半に空腹を覚えたのでカキフライ和膳を注文する。
Y紙では主に書評欄を読む。二冊の本に興味を持った。この二冊の本に共通しているのはユダヤ人ということだった。一冊目は批評家の若松英輔氏が書評した、「人生の意味と神」(新教出版社)という本である。この本は対談集である。対談した人は、「夜と霧」の著作で知られている精神科医ヴィクトール・フランクルViktor E .Franklと、僕には未知の人である宗教哲学者のピンハス・ラピーデPinchas Lapideである。書評では二人の言葉をまとめてはいるが、引用はない。その代わりピンハス・ラピーデが対談の中で引用している宗教哲学者のマルティン・ブーバーの言葉を、そのまま紹介している。マルティン・ブーバーを知る手がかりともなる言葉である。「わたしは学説を持たない。読者の手を取り、窓のところへ導き、広く眼を開かせて彼に世界を示す」。(マルティン・ブーバー、Martin・Buber)。ブーバーを批判的に見ていた人の中に、ゲルショム・ショーレムがいたことを思い出す。若松氏は「二人は、他者を排斥する者することによって真理を標榜する者に、いつも大きな欺きがあることから眼を離さない。真理とは固定した事実ではなく、相反する者が一つになろうとする動きだという。本書の主題は根源的な意味における信仰だが、それは特定の宗教への帰依ではない。人間、あるいは世界を超える存在への深い信頼と思慕という不断の営みとして認識される。信仰の深化はいつも、眼前の他者への、そして直面する人生の試練への態度によってのみ実現される。」とまとめている。
二冊目は記者が選んだ、「こんにちは、ユダヤ人です」(河出書房新社)という本だ。こちらもロジャー・パルバース氏と四方田犬彦氏の共著である。パルバース氏は「ユダヤ人には風土がないんですね。風しかない。土がない。風に乗って生きている民族だと思います」と言っているそうだ。
午後6時からBSで大河ドラマ「軍師 官兵衛(43)如水誕生」を観る。午後7時からNHKニュースを見る。午後7時30分から、ダーウィンが来た!「巨大怪鳥ヒクイドリ」を観る。ヒクイドリは縄張りを守ろうとする行動が強い、飛べない鳥である。オーストラリアの森林地帯に生息していて、今は数を減らしている。







2014年(平成26年)10月25日(土)

 アラームの音で午前6丁度に目覚める。もう少し寝ていたいと思った。同16分に起床する。用を足す。洗面と歯磨きをする。職場に持って行く食料品(ミニトマト、ミカン、カット野菜)をバッグに詰める。次にtablettabletの充電器とiPhoneの充電器をバッグの中に入れる。他に使っていない湯沸かし器を持って行くことにしたので紙袋に入れ、持ち運びやすいようにプラスチック製の取っ手をつけた。午前7時丁度頃に出勤する。右手に湯沸かし器が入った紙袋を持つ。朝日が人の影を長く引き延ばしていた。もう少しで前を歩いている人の頭を踏みそうになった。改札口を出るときに赤ランプがついたので、もう一度やり直して定期券を機器に触れさせた。階段の所に来たら電車がフォームにあったので、転ばないように細心の注意を払って階段を駆け下りて電車に飛び乗った。ギリギリで乗車することが出来た。車内を見渡すと三人掛けの席で一つ真ん中が空いていたので座る。座って乗れた喜びがあった。もし乗れなかったら朝からがっかりしただろうと思った。乗った電車が準急池袋行きの電車であることがわかった。ふじみ野駅で急行池袋行きの電車の待ち合わせをします、お急ぎの方はお乗り換えくださいと車掌によるアナウンスがあった。そのまま乗っていたいと思ったが、到着時間の差を調べたいと思った。バッグからタブレットを取り出して、Yahooの乗り換え案内を開き出発駅と到着駅を入力して検索結果を見る。土曜日なので乗客が少ないことを考慮して急行池袋行きの電車に乗り換えることにした。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り換える。楽に座ることが出来た。下車した駅前にあるローソンで買い物をしてバス停へ向かう。3分ほど待って高島平駅経由のバスに乗る。最後尾の五人掛けのシートに座る。土曜日だけあって国道17号線をすんなり横切ることが出来た。無事に職場に着く。着替えを済ませて、手を洗ってから、持参した朝食用の🍙おにぎりを二個食べる。残業をしてから、午後7時32分に退出する。35分発のバスに乗ろうと走った。十分に間に合った。2分ほど待って高島平駅経由のバスに乗る。ドアそばの最前列の座席に座る。ただぼっーとして座っていた。東上線で志木行きの電車に乗る。ガラガラで楽に座ることが出来た。志木駅で降りて、各停川越行きの電車に乗り換える。混雑はしていなかったが、席はほとんど埋まっていた。空いている席を見つけて座る。土曜日ともなると、身体がだるくきつい。買い物をせず、真っ直ぐに帰宅する。時計を見ると午後8時50分だった。着替えを済ませて、手洗いとうがいをする。大根とキャベツのカット野菜にドレッシングをかけツナと一緒に食べる。トマト3個を切って食べる。





2014年/平成26年10月24日(金)

午前7時19分頃に出勤する。午後11時からEテレで、ケンブリッジ白熱教室 第3回「FBI 対 フランス哲学者」を視聴する。講師はフランス実存哲学専攻のアンドレア・マーティン博士。興味深い問題の設定である。アルベール・カミュ、フーバーFBI長官、警察官、哲学者、不条理、「嘔吐」、ロカンタン、社会参加する知識人 その他。