microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の霞ヶ丘日記(52)

2014年(平成26年)2月9日(日)

午前6時半頃に起床する。午前7時15分頃から朝食を摂る。いくらかの疲れを感じているが、元気である。短期の帰省であるために、やるべき事は多い。長崎のお天気は朝のうちは雨だが、次第に晴れてくる予報である。
父親の墓参りと細胞の研究者で36歳で亡くなった若き友人の墓参りをした。長崎の今日のお天気は曇天で寒く感じられる日であった。長崎市ランタンフェスティバルというお祭りで賑わいを見せているが、僕の今の心情では楽しむことが出来ない。過去のことが尾を引いている。その苦悩の解決のために、僕が必要としているものがみつからないのだ。今は祈ることのみである。長崎市に帰省してからも祈りは欠かせない。祈ることをしている時だけは、苦悩から解放される。明日は日本26聖人殉教者の碑の前で祈りを捧げようと思っている。悲しみが打ち寄せる波のように僕の心を濡らしている。













2014年(平成26年)2月8日(土)

自己中心的な考え方にならないようにと思うのだが、結果的に自己中心的なものになってしまうことが悔しく、僕の心はいたたまれない。いかにしたら自己中心的な軸から、脱却出来るのだろうか。
午前6時35分頃に起床する。すぐにブラインドを平行にして外のお天気をみる。予報通り雪が降り、屋根に積もっている。今日は午後から長崎へ新幹線を使って行くつもりなのだが、中止すべきか思案している。新幹線の運行状況をパソコンで確かめる。雪の中を通勤して、無事に職場に辿り着く。雪は街を覆い尽くそうとしている。仕事を終えて、東京駅へ向かう。雪は降り続いている。池袋から丸ノ内線に乗り換えて、東京駅へ向かう。お腹が空いてきた。考えごとをしていたら、銀座まで行ってしまった。直ぐに乗り換えて東京駅へ向かう。弁当を買おうと思って販売店へ行くと、牛タン弁当しかなかった。時間がないので仕方なく購入する。13時30分発の博多行きの新幹線に飛び乗る。実際に出発したのは40分だった。出発しても断続的に止まってしまう。食後満腹になったせいか、眠ってしまった。雪降る中をスピードを落として新幹線は走っている。どのあたりを走っているのか、分からない。また停車してしまった。動き出した。小田原駅で車両に付着した雪を取り除く作業を行うという車内放送があった。小田原駅に到着する。長崎はまだ遥か先である。ようやく雪が降っていないところを走り出した。雪も積もっていない。新幹線は全力で走行している。静岡県のどこを走っているのか、分からない。今、大きな川を渡った。今、静岡駅を通過する。曇天の中を走行している。掛川駅を通過する。1時間25分の遅れ。関ヶ原付近でさらに遅れが予想されるとのこと。名古屋に到着する。米原付近で再度、雪景色となる。10分ほどで京都に到着する。新大阪に到着する。岡山駅に到着する。西の空はまだかすかに 赤く、日の名残りがある。旅人となった僕は癒ない心を抱きながら、光を求めて 走っている。飛び乗った汽車はのぞみだった。広島駅に到着する。日が暮れて、家々の灯りが、僕には灯台の灯りに見えてくる。僕は嵐の中を航海する 船のようだ。灯りがなければ航路を見失い、座礁するだろう。船員のようにひたすら祈るしかない。博多に到着する。新幹線が遅くなったために、接続が悪くなり、1時間待ちの午後9時発長崎行きの特急カモメに、今乗車した。待ち時間を利用して、立食いでかき揚げ蕎麦を食べた。鳥栖駅に到着する。九州の香りがしてきた。もう一息だ。佐賀駅に到着する。
夜行列車というが、夜間列車とは言わない。夜間飛行とは言うが、夜行飛行とは言わない。その違いの決まりは何だろう。肥前鹿島駅に到着する。有明海を左手に見ながら、カモメは走行していた。そして詩人 伊東静雄の故郷、諫早に到着した。疲れを感じ始めた。やっと長崎に到着した。ヘトヘトである。












2014年(平成26年)2月7日(金)

今朝は午前6時34分に目覚め、直ぐに起床した。ガスストーブとお風呂のスイッチを入れる。洗面をすませてから電気カミソリで髭を剃る。朝食に長崎チャンポンを食べ、それから入浴する。午前7時54分頃に出勤する。車中では読書をせず、お祈りを唱えていた。精神的にまだ読書しようという気になれないのだ。富士山を振り返って見た。
文学の核となるものは、詩である。
午後6時25分頃に帰宅する。夕食を食べながら午後7時からNHKニュースを見る。続いて「いよいよ開幕 ソチオリンピック めざせメダル 日本選手」を観る。フィギュアスケートは僕が最も注目する種目である。何故ならクラッシック音楽と氷上の舞がつくりあげる芸術性の高いスポーツだからである。












2014年(平成26年)2月6日(木)

愛すべきものたちが多くのことを僕に教えてくれた。午前4時50分頃に目覚める。天使祝詞の祈りを唱える。今日は、「堪え忍ぶ」という言葉に掴まってしまった。何をもって「堪え忍ぶ」というのか、何時までやれば堪え忍んだと言えるのか、堪え忍ぶという行為は人間だけが行うものなのか、堪え忍んで何を人は得るのか、堪え忍ぶことが出来ない人はどうしたらいいのか、堪え忍ぶという行為は健康のためには良くないのではないか、「堪え忍ぶ」という行為が裏目に出るときはどんな時だろうか、堪え忍ぶことと我慢することの違いは何だろう、堪え忍ぶ行為に男女差はあるのだろうか、「堪え忍ぶ」という言葉の定義が難しい。

イリアムターナー(1775ー1851)作:水の都ヴェニス(1835年制作)












2014年(平成26年)2月5日(水)

目覚めて直ぐに寝床の中で、天使祝詞を唱える。暫くしてトイレに立つ。ガスストーブのスイッチとお風呂のスイッチを入れる。用を足して、 再び床に就く。午後6時38分頃に帰宅する。パルシステム埼玉から注文していた食料品などが届いていた。着替えを済ませてから、手洗い、うがい、洗面をする。午後7時からNHKニュースを見る。作曲家の佐村河内守氏の作品は十数年前より、別人が作曲していたというニュースが流れた。言葉がでなかった。考古学のねつ造事件以来の衝撃が走った。芸術家がなぜそのようなことをしたのか、最初から芸術家ではなかったのかどうか、確かめたい。佐村河内守氏の責任は重い。
午後7時半からクローズアップ現代「見つめて 触れて 語りかけて〜認知症ケア ユマニチュード」を見る。示唆に富む内容であった。基本動作は4つで、1.見つめる2.話しかける3.触れる4.立つ である。考案者はフランス人のイヴ・ジネスト氏である。今回、認知症ケアの研修会の講師としてフランスより来日中で、今夜は番組にも出演していて、国谷キャスターの質問に答えていた。午後10時から日テレのドラマ、「明日、ママがいない」を初めて観る。子役が大人びた台詞で、リアリティーさがあまりないのにびっくりする。

ルノワール 作:「新聞を読むモネ」










2014年(平成26年)2月4日(火)

午前6時35分頃に起床する。ガスストーブのスイッチをいれ、入浴の準備をする。午前7時からワールドWAVEモーニングを聞きながら、作業を行う。職場の五階から東京の雪景色を眺める。最初、粉雪だったが、いまは積もりそうな雪に変わっている。
仕事を終えて外に出てみると、雪はやんでいた。建物や電柱から水滴が僕の肩や頭に落ちてきた。昨日と比べて気温の差が大きく、一段と寒さが厳しく感じられる。午後7時8分からNHKニュースを見る。雪の情報と日本海の名称に関してアメリカのヴァージニア州では韓国系アメリカ人からの働きかけで、議会が東海(トンへ)という名称を日本海とともに教科書に併記することを可決した。議会が通過させたこの件について、知事もサインする見込みであるそうだ。この背景にはヴァージニア州での韓国系住民の増加がある。韓国系アメリカ人は7万5千人にも上り、日系アメリカ人は1万人ほどだそうだ。

エドガー ドガ(1834年−1917年/大正6年):題名「ピンク色の衣装を着た踊り子たち」








2014年(平成26年)2月3日(月)

複雑に考えすぎないこと。わからなくなったら初心・原点に立ち戻ること。それはシンプルにするため。
人は目的なしに、次のステップには行けない。目的を動機と言い換えても、いい場合がある。目的、時に動機が、良心に照らし合わせて適っているならば、上のステップに行くことが出来る。良心とは何か?人の存在理由である。
時間は歩いているのに、僕は走らなければ追いつかない。外食をして、午後8時45分頃に帰宅する。












2014年(平成26年)2月2日(日)

午前5時15分頃に目覚める。トイレで小用を足し、ガスストーブにスイッチをいれてから、床に横になる。心を静かにするために何も考えず鼻から息を吸い、そしてゆっくりと口から息を吐く動作を5分ほど行う。それから天使祝詞を三回唱えた。午前6時45分頃に起床して、今日の活動を開始する。ブラインドを上げ、観葉植物にたっぷり水をやる。外をブラインド越しに見ると、お天気は曇天のようである。午前7時からNHKニュースを見る。トップニュースはローザンヌ国際バレーコンクールで1位と2位を日本人の男女が受賞したというものであった。喜ばしいニュースである。
軽い朝食を摂ってから入浴する。それから徒歩でミサに与るために教会へ向かう。聖体拝領をした。ミサ後もしばらく十字架の前で祈りを捧げた。我を導き給え、と。主なる父よ、真実というものはあなたなのですか?
教会を出てから駅へ向かい電車に乗り、行きつけの床屋へ行く。散髪を済ませて、午後5時10分頃に帰宅する。衣服を着替えてから手洗い、うがい、軽く歯を磨く。午後6時からBSで、大河ドラマ 「軍師 官兵衛」を見る。












2014年(平成26年)2月1日(土)

寝る時間をとっくに過ぎているのに、眠気が来ない。とりあえず床につくことにしよう。寝るときのお祈りを忘れずにしようと思う。このように書くとやらないとウソになるので、忘れないようになる。よき習慣は続けようと思う。今日は午後5時半まで仕事をして、午後6時から山形の大学で児童福祉の講師をしているS君と池袋で食事をする。S君とは上智社会福祉専門学校で共に勉強した同期である。いろいろと相談になってもらった。S君は本当に信頼の出来る友である。アルコール抜きの食事をしたあと、ドトールコーヒー店に入ってコーヒーを飲みながら、会話を続けた。午後10時前に帰宅する。












2014年(平成26年)1月31日(金)

午前6時40分頃に目覚める。起き上がってガスストーブのスイッチを入れ、お風呂を追い焚きする。トイレで用を足し、体重計に乗る。1.5kgの減量だった。入浴して、朝食を食べ、衣服を着替えて、午前7時47分頃に出勤する。何時もより早く出勤出来たので、常日頃から乗りたいと思っている各停池袋行きの電車に乗ることが出来た。めったにないことだが、座席に座ることが出来た。空は快晴である。寒さもそれほど厳しくない。今日一日を良く生き延びようと思う。心は今のところ穏やかである。メガネがない、探しているけど見つからない。メガネよ、返事をしてくれ!


ジョージア・オキーフ (1887年/明治20年ー1986年/昭和61年)作:「モミジと杉、ジョージ湖」









2014年(昭和26年)1月30日(木)

夕食後9時頃に床につき、午前0時50分頃に目覚め、午前1時頃に起床する。長編詩の推敲を始める。眠くなってきたら、また寝ようと思う。長編詩の推敲をほぼ終えた。数日後に、もう一度初めから読み直して、全体の流れを確かめたい。とりあえず最後までやれてよかった。午前3時32分、再度、床につく。午前6時半にiPhoneのアラーム音で目覚める。5分後に起床する。ガスストーブのスイッチをいれ、お風呂の準備をする。テレビをつけ、国際ニュースを聞きながら、動く。今日一日の安全を願った。
午後7時半からクローズアップ現代「東大紛争 秘録 45年前の真実」を見る。