microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の霞ヶ丘日記(49)

2013年(平成25年)12月31日(火)

晦日、快晴。朝日が眩しい。午前7時40分頃に起床する。数日前にAmazonで買い求めた日立のシェーバーで髭をそる。
朝食を食べながらアニマル・プラネットで、「チェルノブイリのオオカミたち」を観る。原発の事故から25年がたって、食物連鎖の頂点に立つオオカミを通してチェルノブイリに生息する野生動物の現況を映し出している。放射能がまだ残っているが動物たちは、人間がいなくなった地域で野生の力をみなぎらせている。川魚には濃縮された放射能が残っている。ナマズは自由度がまして大型化している。ナマズは100年も生きると解説していた。
午前9時からアニマル・プラネットで、「サイ 角の呪縛」を観る。サイは絶滅危惧種である。アフリカのシロサイ、クロサイとアジアのインドサイとスマトラサイ、ジャワサイスマトラサイの生息地域は減少している。サイの最大の天敵は人間である。サイの角は高値で売買されているために、密漁があとをたたない。アジアで漢方として利用されているためである。利用される理由としの効能は媚薬と精力増強剤としてである。薬としての角の科学的根拠は希薄である。ヨーロッパ人がサイの存在を知ってから、中世ヨーロッパで広まった一角獣ユニコーンだと思われた時期があった。いずれにせよ世界のサイは絶滅に向かっている。何とかやっている、といった感じの人世です。
IMAGICA BSで午後2時半からアメリカ映画「ドライビング Miss デイジー」を観る。何とはなしに観ていただけだったのに、いつしか映画のストーリー引き込まれていった。味わいのある映画であった。紅白歌合戦を視聴する。司会の綾瀬はるかの涙にもらい泣きした。今年の紅白の中心は綾瀬はるかだと思った。午後10時40分頃、新宿駅で人身事故。山手線内・外とも不通。

















2013年(平成25年)12月30日(月)

午前5時50分頃に起床する。入浴の準備する。朝食を摂りながらNHKニュースを見る。ボルゴグラード自爆テロがあった。ソチオリンピックが心配である。午前7時50分頃に出勤する。今朝、通勤電車からみた富士山は美しかった。美しいと素直に言える富士山。仕事納めの日、午後6時45分頃に帰宅。しばらく、何もする気がおこらなかった。あしたから4日間のお正月休み。貴重なお休みである。
午後10時45分からEテレで、「猫のしっぽ、カエルの手:選 京都大原ベニシアの手作り暮らし」を観る。わたしはベニシアさんのファンである。
午後11時からEテレで、ETV特集 年末アンコール「ひとりだ でも淋しくはない〜詩人・加島祥造 90歳」を観る。加島氏は長野県駒ヶ根市に住む。26歳であった一人息子を亡くした姜尚中氏が駒ヶ根の加島氏に会いに来た。その後二人は加島氏が80歳で知り合った未亡人のドイツ人女性の死を、姜尚中氏は息子の死について手紙でやりとりする。喪失感からの脱却が模索される。死者から支えられ、生きる勇気をもらうことを発見していく。

マルク・シャガール(1887年/明治20年ー1985年/昭和60年)
















2013年(平成25年)12月29日(日)

午前1時から2時までBBCワールド ベスト・ドキュメンタリー2013:「アフガニスタン 薬物中毒増加の背景」を観る。あまりの悲惨さに、ため息が何度も出る。アフガニスタンは生活のために芥子栽培が盛んで、社会の混乱もあって薬物が容易に手に入る状況にある。闇は深い。この薬物戦争という闇はアフガン全土に広がっている。ヘロインの解毒治療を始めた少年は2日しか持たず、治療所を出てしまった。壁に頭を何度もぶつけ、窓ガラスを割って。ある母親はヘロイン中毒者で炙って体内に入れるために、幼子も副流煙を吸うことになり、薬物中毒になってしまった。カブールの橋の袂が中毒者の溜まり場となっていて、売人が薬物を商っている。NPO団体は注射針を使い回ししないように、包装された未使用の注射針を無料配布している。時に官憲が警棒をもって追い払っている。この薬物ジゴクから解放されるためには、死ぬしかないよと一人の薬物中毒者は話していた。
午前2時に床につく。午前6時40分頃に目覚め、3分ほど間を置いて起床する。朝風呂の準備をする。朝食を食べて、年賀状書きをする。外は快晴。朝の光がリビングに満ちる。入浴して身を清潔にし、身ごしらえして自転車で教会へ向かう。ミサに与り、スーパーで食料品を買って帰宅する。穏やかなお天気で気持ちがいい。大掃除日和だ。正午からNHKニュースを見る。
午後7時50分頃からBS=TBSで、ドナルド・キーン氏と瀬戸内寂聴氏の対談を視聴する。源氏物語の話に花が咲いている。両氏とも91歳という、喜ばしいことである。源氏物語を漫画化した「あさきゆめみし」という漫画作品のことを初めて知った。キーン氏の著作「明治天皇」について。キーン氏は明治天皇の和歌に注目したと話している。東日本大震災がもたらしたもの。石川啄木のローマ字日記について。両氏とも東京オリンピック開催には反対していた。特定秘密保護法案も両氏は反対であった。現在の日本については両氏共に良い方向には向かっていないという認識を持っている。芭蕉について、宮城県にある多賀城跡について。物は消えても、書いたものによって残ることが出来る。「不易流行」について。たわいない日常の出来事の中に、心の安定がある。

パウル・クレー(1879年/明治12年ー1940年/昭和15年)


















2013年(平成25年)12月28日(土)

午前4時15分頃に目覚める。用を足した後、二度寝する。午前6時40分頃に起床する。洗面を済ませ、カレーライスを食べ、朝風呂する。午前7時57分頃に出勤する。天候は快晴。通勤電車は空いていて、座席に座ることが出来た。書きためた詩の遂行を行った。熱中して富士山を今朝も見逃した。無事に職場に着き、仕事を開始する。

















2013年(平成25年)12月27日(金)

午前零時からアニマルプラネットで「最後の楽園:マダガスカル」を観る。収斂進化という言葉が使われ、番組の中でその例となる動物を紹介していた。その例の一つにマングースがあげられていた。もう一つテンレックというネズミのような小型哺乳動物が紹介されていた。マダガスカル地政学的位置が島内に生息する動物たちにとって重要である。マダガスカルの謎解きをしてくれるような番組であった。話題の中心はキツネザルで、400キロあるアフリカ大陸からどのようにしてマダガスカル島へ渡ったかが推理されていた。小型の或るサルは身体の尾の部分に、栄養分を蓄えることが出来ること。さらに餌がないときは休眠状態という冬眠に似た状態を作り出せること。海流がアフリカ大陸からマダガスカル島へ向かう季節があること。アフリカ大陸の河が氾濫して木々がなぎ倒され流木となってインド洋に流れた。その流木に樹上生活をしていたサルがいたことが考えられた。
午前1時に床につく。バッハの曲を聴きながら、入眠する。
ニコチン依存症→大脳辺縁系にニコチン受容体が出来る。受容体にニコチンが埋まらなければ、イライラしてくる→ニコチン依存症になる。タバコには主にニコチン・一酸化炭素・タールが含まれている。喫煙はこれらの成分によって血流障害を引き起こし、バージャー病(足指などの壊死)などを誘発させる。成長期にある未成年者の喫煙は、特にニコチン依存症に陥りやすい傾向にある。仕事を終え、歯科受診して、午後6時55分頃に帰宅する。午後7時からNHKニュースを見る。
午後9時からBSプレミアムで、映画:「最後の忠臣蔵」を観る。切腹シーンはいつ見ても耐えられない。「響きは失われても、調和は残る」というゲーテの言葉を、反芻する。

















2013年(平成25年)12月26日(木)

午前1時に就寝。


















2013年(平成25年)12月25日(水)

怒る時も、知性を失ってはならない。午前4時頃に目覚める。バッハの曲を聞きながら、起床するタイミングをはかる。ナンセンスと言われようと、ナザレのイエスの言葉を頼りに生きていく。生活の立て直しはそこから始まる。
午後8時からBS日テレで、「世界水紀行 スペイン巡礼の道」を観る。20代の初めに一人旅したスペインの旅が懐かしい。ブルゴス大聖堂世界文化遺産に登録されていた。よく知らずに旅をしていたが、ブルゴス大聖堂は強く記憶に残っていた。番組の解説を聞きながら、なぜ忘れられないかがわかった。ブルゴス大聖堂はスペインゴチック建築の最高峰だったのだ。わたしは列車で旅をしたのだが、テレビに写された人々はスペイン西端にあるサンチアゴ・デ・コンポステラへ徒歩で巡礼していた。サンチアゴ・デ・コンポステラには12使徒の一人聖ヤコボの遺骨があると伝えられている場所で、中世から続く巡礼地である。


















2013年(平成25年)12月24日(火)

仕事を終えて午後6時15分頃に帰宅する。軽く食べて、入浴して身を清潔にして、キリスト御降誕のミサに与る為に徒歩で教会へ向かう。疲れて寒さが身にしみる。ミサは既に始まっていた。ミサ後のパーティーには参加せず、まっすぐ帰宅する。共同体でお祈りし歌うことは、一人で行うものと明らかに違うものが醸し出される。信じ礼拝することは、決して安楽になるということではない。信じることは一つの極北に立つことでもある。日本で地獄のような迫害を受けてきた歴史をみれば明らかである。今も見えない踏み絵が存在する。午前零時に就寝。

















2013年(平成25年)12月23日(月)

東日本大震災後の2011年以降、宮城県ではアルコール依存症と診断された人が増加しているそうだ。減少するのはいつの日だろうか?今日は午睡したあとに、DVDで『善き人のためのソナタ』(2006年/平成18年制作・138分)というドイツ映画を観る旧東ドイツ時代の監視社会の一端を描いた作品である。誰を信じていいかわからなくなる怖い映画である。日本の秘密特定保護法とも重なるような映画であると思った。監督・脚本はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク東ドイツ国家保安省のことを「シュタージ」と読んでいた。自由な思想を持つことは国家反逆と見なされる。それはどこかの政治家がデモをテロと同等に扱うような表現をしたが、二つは一つのプロセスの線上にあることではないだろうか。自由な思想を持つことが犯罪となり得ることを、この映画は知らしめている。ドナースマルク監督は歴史学者や監視された経験を持つ多くの人から取材をして、この映画を制作した。
DVDで長編ドキュメンタリー映画不都合な真実』(2006年/平成18年制作・118分)を観る。監督はデイヴィス・グッゲンハイム、脚本はアメリカの元副大統領アル・ゴア氏。気象学者・気象学者・地質学者などの長年の緻密な研究を駆使して、地球温暖化に警鐘を鳴らしている。温暖化の原因は二酸化炭素CO2の増加が考えられる。化石燃料の多量の消費によって温暖化が進行し、それによって海水温度が上昇して大型化したハリケーン・台風・サイクロンを生みだす。温暖化は多量の雨を降らせ洪水を起こし、人々の命を奪い町や村を破壊する。温暖化は洪水を起こすだけではない、干ばつも起こすのである。干上がった湖が世界中に存在する。引き合いに出された例として、干上がったアラル海があげられていた。映画はゴア氏の家族や小さかった頃の話も織り交ぜている。この映画の魅力はアル・ゴア氏の語り口にある。説得力がみなぎっているのである。ハリウッドのスターでもここまでは出来ないのではないだろうか。ゴア氏は確信を持ってスライドを使って聴衆に語りかけている。制作されたのは2006年、今は2014年直前である。ゴア氏がこの映画で表現したことが8年後の今でも温暖化が進行し北極と南極の氷が溶け続け、海水は上昇し続けている。ハリケーンも台風も数が増し、破壊力が増し巨大化している。経済的な損失は莫大なものになっている。省エネと化石燃料に頼らない再生可能エネルギーを推進していかなければ人類の未来はより厳しいものになるだろう。一人一人の取り組みが求められている。
午後7時50分から、ソチ五輪最終選考会 全日本フィギュアスケート選手権女子フリーの試合を観る。宮原知子選手の滑りは完璧にちかいものであった。
午後11時42分からテレビ東京の番組、特集 治る!最前線「突然死を招く大動脈瘤」を観る。大動脈が破裂すると致死率が高い。最新ステントグラフト治療がどのように行われているかを、映像で観ることが出来る。血管の中で二つのステントグラフトが合わさる。予防としては動脈硬化にならないことである。中心血圧測定検査で、動脈硬化の進行度を調べる。動脈硬化の疑いがある人は、動脈瘤がないかどうかCTスキャンを受けた方が良いと説明していた。

















2013年(平成25年)12月22日(日)

バッハの曲を聴きながら、床につく。時計を見ると午前1時。バッハの音楽が祈りのように降りてきた。
午前4時40分頃に目覚める。用を足し、モグラのように寝床に潜り込む。寝れそうにはないので、インターネットラジオでバッハ専門局が流すバッハの曲を聴く。二度寝して午前7時45分頃に起床する。朝食を食べて、朝風呂する。身を清潔にして自転車で聖体祭儀『ミサ』に参加するために教会へ向かう。既にミサは始まっていた。告解を先週行ったので、今日は久しぶりに聖体拝領を行った。西友で買い物をして、午前11時半頃に帰宅した。疲れが出たのか体が重く感じられ、やりたいと思うことが出来ない。天気は快晴で、休日としては良好である。明日から日が伸びていくと思うと、ちょっと嬉しい。
午後7時からNHKニュースを見て、半からチャンネルを切り替えて、ソチ五輪日本代表選考会 全日本フィギュアスケート女子ショート/男子フリーの試合を観る。安藤美姫選手の滑りを注視した。浅田真央選手の演技に魅了された。素晴らしい!ショパンも喜んでいることだろう。村上佳菜子選手、鈴木明子選手の滑りも素晴らしく、選手一人一人の今日までの道程を考えると、涙なしには観れなかった。ひとりひとりが今までの集大成として演技が出来ていたことに感動した。男子は世代交代の様相で、高橋選手の無念さがこちらにも伝わってきた。町田選手の成長ぶりに驚かされた。安定した演技と「火の鳥」の曲にフィットした滑りを見せていた。血がにじむような練習に練習を重ねて、終に火の鳥を手なずけたのだとおもう。体には火傷のあとが残っていることだろう。
午後11時30分からEテレの番組「サイエンスZEROー独占密着!深海に眠る幻の大陸」を観る。場所は大西洋、ブラジル沖である。日本とブラジルの海洋学者による共同研究である。観たこともない深海生物が4000mの深海で泳いでいた。深海調査船と有人深海潜水艇は日本のものである。潜水艇の名称は「深海6500」である。映像は奇妙な恰好をしているエボシナマコの仲間、ジュウモンジタコの仲間、ナマコの仲間、オオイトヒキイワシ(三脚魚)を写していた。この地域の海は北極と南極の海流がぶつかるところで、複雑な海流をうみだしている。8500万年前に大西洋の海底火山が噴火してアフリカ大陸と南アメリカ大陸を引き離していった。海底で見つかった大陸は南アメリカ大陸の一部であったという説をとなえる日本の研究者。深海6500を潜らせて証拠集めを始めた。一つの証拠として花崗岩があげられる。終に海底で花崗岩をみつけた。花崗岩を引き上げて調査することが必要なのだが、重い花崗岩を引き上げることは至難の技であった。


















2013年(平成25年)12月21日(土)

午前6時45分頃に起床する。カレーうどんを食べて、午前7時53分に出勤する。お天気は久しぶりの晴れ。ゆったりとした気分で駅に向かう。降誕祭に向けて、心の準備として無言でお祈りする。クリスマスという華やかな浮かれた気持ちはない。静かでありたいと願う。富士山が見える場所を通過したとき、読書に夢中で気づかず、見逃してしまった。職場に無事に着き、仕事を開始する。人間の魂が超越的なものとの出会いを通して、人間として目覚めていく過程がある。それは魂の慰めでも癒やしでもなく、邂逅と言うしかないものが、なせる働きである。
仕事を終えて午後6時半頃に帰宅する。着替えを済ませてテレビをつけると、「15分でにっぽん百名山羅臼岳」をやっていた。絶滅危惧種に指定されているシレトコスミレを写していた。知床とエトロフ島にしか生息していないそうだ。シレトコスミレの発見者は牧野富太郎博士だろうか、調べてみたいと思った。
今日のA紙の朝刊に掲載された、ベトナム史専攻の京都大学准教授の伊藤 正子氏のコラムを読む。『(ベトナムが)過去を問わないのは、国民が「歴史」を共有できないからだ。旧南ベトナム政権側だった人たちは、現政権と「輝かしい戦いの勝利の歴史」を共有出来ず、全国民を包摂するナショナリズムの中核に「歴史」を置けない』からだと述べている。他には韓国と日本の歴史に向き合う姿勢の違いを述べている。示唆に富むコラムである。



















2013年(平成25年)12月20日(金)

紀元前700年〜680年頃の南エトルリア(イタリア中部)の陶器。東大の臨床試験オキシトシンの薬理作用でコミュニケーションを司る脳の部位が活性化したそうだ。自閉症スペクトラム障害と呼ばれる男性患者にホルモン点鼻薬投与での結果だそうだ。
午前零時からBS世界のドキュメンタリー:シリーズ 原子力発電の今「原発はアフリカへ?」を見る。ニジェールのウラン鉱山の問題を扱っている。フランスの原子力企業のアレバ社が利権を持っている。アフリカで採掘したウランで世界の原発の半分をまかなってきた。今ここに至って、アフリカ産のウランでアフリカの原子力発電を造り、稼働させようという計画が持ち上がっている。そのことに対して反核運動家が阻止しようと働きかけを行っている。番組では今まで採掘されたウランで、アフリカ人自身が恩恵を得たことはなかったと述べていた。今もってアフリカは搾取されているのだろう。仕事を終えて、午後6時40分頃に帰宅する。今日は寒かった。明日も仕事なので、早く休もうと思う。通勤電車で読んでいた本「アフリカ世界の歴史と文化」を読み終える。明日からは途中まで読んでいた本を読むつもりである。
午後7時から、BS世界のドキュメンタリー「ベトナム独立の夢を日本に賭けた男」を観る。ベトナムのテレビ局が制作したものであった。約100年前のことであった。ベトナムの歴史を知ることになった。歴史から生きることを学ぶ。
午後8時から夕食を摂りながら、BSで「ベトナム ザップ将軍をしのんで」を観る。激しく厳しい「ディエンビエンフーの戦い」を生前のザップ将軍が語る。戦いは1954年/昭和29年にあった。番組を観ていて驚いたことはフランスの外相とアメリカのダレス国務長官が会談したおり、ダレス国務長官原子爆弾2個を使ったらどうかと提案していたことであった。マッカーサー元帥が朝鮮戦争原子爆弾を使おう考えていたことと重なるような話である。アメリカはある意味、〇〇のクニなのだと思わせる話である。ディエンビエンフーの戦いベトナムが勝利した理由にはいくつかあるが、ザップ将軍が中国から学んだ戦法で、塹壕を使った戦いをしたことである。強固なフランス軍陣地を塹壕で取り囲んだ。総延長は400キロにもなったそうである。A1要塞には昼夜兼行で28日かけてトンネルを掘り、要塞の地下に1トンの爆薬を仕掛けて、A1要塞を破壊した。午後9時からBSで、世界自転車探検部「ベトナム×筒井道隆」を観る。現在のベトナムの人々の暮らしを知ることが出来て、楽しく観ることが出来る。ベトナムの山岳地帯を映像を通して見られるのが収穫である。黒ザオ族の暮らしを知ることが出来た。黒ザオ族の民族衣装の刺繍の赤を基調としたデザインが素晴らしい。

カール・グスタフユング(1875年/明治8年ー1961年/昭和36年:スイスの精神科医・心理学者:分析心理学の創始者)

紀元前700年〜680年頃の南エトルリア(イタリア中部)の陶器。


















2013年(平成25年)12月19日(木)

5万年前のわたしの祖先は、どこで、どのように、どんな格好をして生きていたのだろうか?ロシアのシベリアで5万年前のネアンデルタールの婦人の骨からDNAが採取され調査研究がなされた。
午後5時頃に雨の中を帰宅する。帰宅する前に電車を1度下車して、駅前にある市役所の出張所で出来上がった旅券をもらい、再び電車に乗って川越まで用事を済ませにいった。45分ほどで用事は住んだ。駅の売店で夕刊を買い求める。午後6時から夕食をとる。
午後8時15分頃から東京テレビの番組:和風本家スペシャル「世界で見つけたMade in Japan」を観る。トーホービーズと小さい鋸と石州瓦が紹介されている。涙腺が弱くなったのか、目頭が熱くなって涙が出てきた。真面目一徹な職人の目頭も熱くなっているのがわかる。普段、日の当たらない職人の仕事に光が当たるこの番組が好きである。日本の物作りの一端を知ることが出来て、社会勉強になる。ビーズの元になるガラスは1200℃で溶かされ、石州瓦は1300℃で焼かれる。
午後11時からBS日テレの番組「世界・神秘の道をゆく:サハラ砂漠・遙かなる砂の道」を観る。ちょうどアフリカ史の本を読んでいるので、タイミングの良い内容である。本にある地図を見ながら読書しているので、重層的な砂漠の交易ルートの理解に役立つ。

中国新石器時代後期、馬家窯文化(BC3100-2700)の彩陶(BC2200-2000・1000℃前後の温度で焼いた彩文土器)。上海博物館蔵