microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の霞ヶ丘日記(36)

2013年3月9日(土)

午前2時半頃に目が覚める。ひとしきり花粉症のためにくしゃみが出る。YOUTUBEでリラクゼーションの音楽を聴きながら、眠りの訪れを待つ。 龍血樹(リュウケツジュ:英語名dragon's blood tree) リュウゼツラン科ドラセナ属。インド洋西端に位置するソコトラ島に自生している樹で、リュウケツジュから採れる血のような赤い樹脂はソコトラ島の特産品と なった。このソコトラ島産の赤い樹脂はローマ帝国時代には鎮痛薬及び止血剤として使われ、中世においては染料及びラッカーとして使用された。ソコトラ島は 古代より海上貿易の中継地点として活用され、アラブ人・インド人・ギリシャ人が往来していた。現在は農業が中心の島となっている。 目覚まし時計の音で午前6時45分頃に目覚める。外をブラインドから見ると天気は快晴である。洗面を済ませてから朝食を摂りながら、ワールドWAVEモー ニングを見る。死去したベネズエラチャベス大統領の国葬が伝えられた。今週の予定ではフォークランド島で帰属問題に対する住民投票が行われる。習近平氏 が国家主席に選ばれる。イタリア議会が開かれる。午前7時50分に出勤する。 エンニオ・モリコーネ(1928/昭和3年ー )作曲:「シネマ パラディソ」










2013年3月8日(金)

デイヴィッド・サンデル(DAVID SANDELL)作。スエーデン・ストックホルム在住。職業:写真家




2013年3月7日(木)

午前4時に目が覚める。リラクゼーションの音楽を聴きながら、時の流れに身を横たえる。 フィンセント・フォン・ゴッホ(1853ー1890/明治23年)題名:「日本趣味(花魁:渓斎英泉)」1887/明治20年に制作。






2013年3月6日(水)

聖フランシスコ・ザビエル(1506ー1552)6人兄弟の末子として生まれる。洗礼名フランシスコ。19歳の時、フランス、パリのコレージュ・ド・サン ト・バルブに入学。28歳の時、パリのモンマルトルの丘の聖堂で、同志7人が「清貧」「貞潔」「聖地巡礼」の誓願を立てる。31歳の時、イタリアのヴェネ ツィアのサン・マルコ大聖堂にて同志とともに司祭に叙階。35歳の時、ポルトガルリスボンを出航する。43歳の時にインド、ゴアを出発し同年8月15日 に鹿児島到着。45歳の時に戦乱で荒廃した京都へ赴き11日滞在したが、天皇への拝謁は叶わなかった。








2013年3月4日(月)

マーク・ヒアード(Mark Hearld 1974/昭和49年ー )。グラスゴー美術大学でイラストレーションを学ぶ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで自然史イラストレーションの修士号を取 得。マーク・ヒアードは英国の田舎の動植物からインスピレーションを得て、絵画・コラージュ・リトグラフ・リノカット版画を制作している。






2013年3月3日(日)

パウル・クレー(1879/明治12年ー1940/昭和15年)作 アンジー・ルーウイン :スコットランドの版画家・デザイナー。 午後10時45分から11時までと短時間ではあったがEテレで、「ETV特集 シリーズ こころの新世紀(1)いじめ・虐待と自閉症スペクトラム」を見始 める。ASD(自閉症スペクトラム障害)がいじめや虐待など人間関係の問題と関係していることが分かってきた。浜松医科大学特任教授の杉山登志郎先生が診 療している「子どものこころの診療所(浜松市鴨江2丁目11-1)」での事例を紹介している。親子が顔を隠さずにインタビューに応えていた。






2013年3月2日(土)

朝風呂して午前7時50分に出勤する。今日も気を引き締めて、仕事に取り組もうと思う。慣れで仕事をすると、いつ落とし穴に落ちるか分からないからだ。最近の表現を使えば、地雷を踏むということになる。 「ピアチェンツァの肝臓」と呼ばれるものは、キリスト教以前の多神教を信望していた時代の遺物で青銅製である。鋳造された年代は紀元前2世紀で、肝臓は人 間のものを模したものではなく羊の肝臓である。羊の肝臓を使って占いをしていたのである。占い師のことを、「臓卜師」(haruspices)とよんでい た。ピアチェンツァ一帯にはローマ人が定住する前にケルト人とリグリア人が住んでいた。紀元前218年にローマの軍事植民地が築かれ、プラケンティア (Placentia)と呼ばれた。ローマ帝国の拡大によってエトルリア人の民族としての独立性は失われたが、ローマ帝国の高官たちは「臓卜師」たちの占 いを取り入れ重用した。初期キリスト教徒の迫害などの政策立案にも「臓卜師」は深く関わっていた。しかしキリスト教ローマ帝国の国教となって臓卜占いは 禁止され、臓卜師たちは追放された。今のピアチェンツァ(Piacenza)はイタリア北部エミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァ県の県都で人口約10万 人ほどの街である。ミラノから約70kmで高速道路インターシティ(IC)を使えば約50分ほどで行ける距離である。「ピアチェンツァの肝臓」は 1877/明治10年にピアチェンツァ近郊で発見され現在、ファルネーゼ宮殿の博物館地下に展示されている。








2013年3月1日(金)

カミーユ・クローデル(1864ー1943/昭和18年)フランスの彫刻家。弟は詩人・劇作家・外交官のポール・クローデルフリーダ・カーロ(1907/明治40年ー1954/昭和29年)メキシコの画家。 バーバラ・ヘップワース(1903/明治36年ー1975/昭和50年)イギリスの彫刻家。抽象彫刻。