microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.132)

平成15年10月12日(日)―2003年
   午後2時からニューヨーク・ヤンキースボストン・レッドソックスの試合をNHK総合テレビで観戦する。4対3でヤンキースが勝利した。松井秀喜選手がヒットを放ちチームの勝利に貢献した。振りが鋭いので次の試合ではホームランが期待できると思った。
   午後9時からNHKスペシャル『文明の道(6)―バクダッド千夜一夜物語の舞台・世界最大の都・繁栄の秘密』を観る。映像では世界最古の小切手を映していた。1100年前のバクダットは「平和の都」と呼ばれていた。人口は百万人を超え、その当時世界最大の都市であった。商業が盛んでバクダッドに流通していた銀貨がスウェ-デンのヴァイキングの遺跡から発見されている。その事実はアラビア商人がヨーロッパ全域にわたって活動していた証拠である。科学、特に医学は最先端の技術と知識を有していた。医学書はヨーロッパに伝わり翻訳され、医学校でその後400年間も教科書として採用されていた。中国の唐との交戦により唐の捕虜から紙の製法がバクダッドに伝わり、羊皮紙から紙に転換していく過程が番組を観てわかった。羊皮紙の難点は偽造及び書き直しが簡単に出来ることで、当時の社会問題になっていた。