microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.124)

平成15年9月21日(日)―2003年
   午後4時から5時半までピアノと声楽のレッスンを受けた。雨だったこともあり愛車で先生宅があるさいたま市浦和区へ赴く。午後6時半頃に帰宅する。
   夜はTBSの番組『ウルルン滞在記』を観る。東ちづる氏のドイツ国際平和村への再会の旅であった。ドイツ国際平和村の活動は特筆に値する活動であると認識した。テレビに映った子供たちの体の傷の大きさに衝撃を受けた。心の傷はもっと大きいものに違いない。治療を終えてアフガニスタンの子供たちはチャーター機でカブール国際空港へ着いたが、一人の子どもには誰も迎えに来なかった。一人取り残された少年の孤独が痛いほどこちらに伝わってくる。結局、この少年は養護施設に入ることになった。まだ子供でありながら厳しい現実の中で、一人で生きていかなければならないのだ。ドイツ国際平和村の活動資金の多くが、日本からの募金で賄われていることを知った。東ちづる氏の人生でやるべきことが見つかったような、生き生きとした姿が印象に残った。