microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(94)

平成15年8月16日(土)―2003年
   午前中の半日の仕事を終えて、銀座へ出かける。映画館シネ・スイッチでアメリカ映画『フリーダ』を鑑賞する。上映は午後1時40分からだったが開始ぎりぎりに行くと既に満員で、座布団を映画館から借りて通路に座って観た。九割方が女性客で、中高年の女性が目に付いた。映画『フリーダ』はメキシコ人女性画家フリーダ・カーロ(FRIDA KAHLO)の伝記映画である。監督は女性のジュリー・テイモア(JULIE TAYMOR),原作者はヘイデン・エレーラ(HAYDEN HERRERA)。画家のフリーダ・カーロは1907年7月6日メキシコシティー郊外のコヨアカンに生まれ、1954年7月13日に47歳で死去。たくさんの自画像をはじめ、自己の体験に基づくものを絵画の主題にしている。絵画作品の題名には次のようなものがある。「アドリアーナの肖像」・「クリスティナ・カーロの肖像」・「バス」・「フレイム」・「少女の肖像」・「フリーダとディエゴ・リベラの肖像」・「ヘンリー・フォード病院」・「フリーダと流産」などがある。題名だけからも彼女の苦闘する身と心が垣間見える。