microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(49)

平成15年5月31日(土)―2003年
   勤務を終え、昼食を勤務先近くのレストランで摂り、僕にとっての映画大学である池袋にある新文芸座へ行く。今日観るのはアンドレイ・タルコフスキー監督作品である。1本目は午後三時から始まった1962年制作の『僕の村は戦場だった』(94分・白黒)。日本公開は1963年。
2本目は1967年制作の『アンドレイ・ルブリョフ』(182分・カラー)。日本公開は1974年。今日も1本目の『僕の村は戦場だった』で睡魔が襲ってきた。一部分寝てしまって映画を完全に観ることはできなかった。『僕の村は戦場だった』はタルコフスキー初の長編映画で、ヴェネチア国際映画祭グランプリとサンフランシスコ国際映画祭監督賞を受賞している。原作の題は『イワン』で作者はウラジーミル・ボゴモーロフ、映画の脚本も担当している。主な出演者は主役の少年イワン役にニコライ・ブルリャ―エフ、イワンの母親役にイリ―ナ・タルコフスカヤ、ホーリン役にワレンチン・ズブコフ、ガリツェフ役にエフゲーニ―・ジャリコフ、女医のマーシャ役にワレンチ―ナ・マリャ―ビナである。少年役のブルリャ―エフは『アンドレイ・ルブリョフ』でも鐘作り職人ボリースカ役で好演している、もう少年ではなかったが。今日で今回のタルコフスキー傑作選は全部観たことになる。