microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(25)

平成15年4月30日(水)―2003年
   シネフィル・イマジカの番組でポーランド人のアンジェイ・ワイダ監督作品『聖週間』を観る。1996年度ベルリン映画祭銀熊賞受賞作品である。これで同作品を二回観たことになる。一度目は岩波ホールで観た。アンジェイ・ワイダ監督は1926年3月6日にポーランドのスワルホに生まれ、第二次世界大戦中は対独レジスタンス運動に参加している。戦後は国立映画大学に学び、映画を作り始める。僕が10歳の頃、毎週土曜日の午後にNHKの番組で『劇映画』というタイトルで、映画が放送されていてよく見ていた。その中で記憶に残った映画があった。それは『地下水道』という映画であった。大人になって、その映画がアンジェイ・ワイダ監督の作品であることを知って、ポーランド映画を注目して観るようになった。20代の頃、ポーランド語を一年間勉強したことがあった。ものにはならなかったが、いくつかの単語はまだ覚えていて、ポーランド映画を身近に感じる要因になっている。『聖週間』を観ながら、同じポーランド出身の映画監督ロマン・ポランスキーの作品『戦場のピアニスト』と比較しながら観ていた。                    
午後、同じシネフィル・イマジカの番組でアメリカ映画『カンザス・シティ』を観る。ラストが以外だった。