microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(16)

平成15年4月20日(日)―2003年
   午後から外出して、池袋の新文芸座に出向き映画三昧であった。五〇年以上の古い映画を大型スクリーンで観られる機会を逃したくなかった。今まで観た感想は、映画は映画館で観るに限るということだ。二本観たが一本目は1946年製作の『ギルダ』(原題「GILDA」)。監督はチャールズ・ヴィダ―、主演はリタ・ヘイワ―ス、相手役は男優のグレン・フォード。二本目は一九三六年製作の『オペラハット』(原題「MR. Deeds goes to town」)だった。監督はフランク・キャプラ(Frank Capra)で、主演はゲーリー・クーパー、相手役の女優はジーン・アーサー。                            帰宅後History Channelの番組で『ドイツの戦車Tiger』を見る。独ソ戦の映像とノルマンディー上陸後の連合国との戦闘映像が見られた。独ソ戦TigerとT34との戦いである。T34の射程距離は五百メートル、Tigerは1000メートル。Tiger戦車の圧倒的な破壊力である。連合国のノルマンディー上陸が始まってからドイツ軍はロシア戦線のTiger戦車をフランス戦線へ移動させた。1944年末のバルジの戦いに初めてKing Tigerが登場する。しかし今回のイラク戦争と同じように空からの爆撃で戦車は破壊され、戦況は連合国有利に傾いていった。