microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(11)

平成15年4月13日(日)―2003年
   今日はピアノと声楽のレッスン日で、午後から3時間、ピアノと発声の練習をした。ピアノのテキストは『HANON』(全訳ハノンピアノ教本全音楽譜出版社刊を使っている。なぜピアノを練習するのか?ピアノが大好きであることと、ショパンの楽曲を愛しているからだろう。二十代、なかなか自分の思うようにはいかず、苦しく悩むことばかりであった。そういう時期のある日、銀座・有楽町をあてもなく歩いていた時、「ショパンの音楽があるじゃないか、ショパンの音楽がある限り生きられる」と瞬間、閃いたのです。その足で近くの書店へ行き、ショパンに関する本を購入したことを昨日のように思い出す。二八年ほど前のことである。ピアノを習い出して五年ほどになるが一向に上達せず、今もってショパンの曲は一曲も弾けない。声楽は習い出してから1年が経つ。主に発声練習を主体に、ナポリ民謡を練習している。