microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.148)

平成15年11月16日(日)―2003年
   快晴。朝から詩作する。合間に布団を干したり、衣類の洗濯をしたりした。詩の題名は連作している作品で「充満13」というものである。詩誌「旋律」に載せる予定にしている。
   午後4時からテレビ東京の番組『日高義樹のワシントンリポート』を見る。番組では日高氏(元NHKアメリカ総局長・現在アメリカのシンクタンクの主席研究員)がドイツを訪ね、冷戦後とイラク戦争後のヨーロッパの政治状況と一般市民の日常生活などをリポートしていた。元西ドイツ首相のヘルムート・シュミット氏へのインタビューもあった。シュミット氏は戦後のドイツと日本の隣国に対する外交の取り組みの違いを述べていた。氏はまた日本は中国と韓国に侵略したことに対して謝罪していないと述べていた。映像で興味深かったのは日高氏がヒットラーの「鷲の巣山荘」を訪問して、エレベーターと山荘の内部と山荘からの絶景が見られたことだった。エレベーターの動力はUボートで使われていたディーゼルエンジンで、今も使われていてピカピカに磨かれていた。
   午後11時からTBSテレビの『情熱大陸』を見る。村上隆氏と奈良美智氏の作品をアメリカとフランスとイギリスに紹介した画商、小山登美夫氏を紹介する内容であった。番組を見る限り、村上隆氏がインタビューに答えて「小山はまだ世界ではBランクだ。」と言っていたが、当たっているようにみえたが村上氏の小山氏に対する激励の言葉なのだろうとも思えた。