microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.147)

平成15年11月15日(土)―2003年
   仕事を終えて、駅の近くにあるエクセルシオル カフェで、ブレンドコーヒー(330円)を飲みながら1時間ほど読書をする。帰宅してから洗濯物を取り込み、朝のうちに洗濯していた毛布と衣類を新たに干す。
図書館から借りていたビデオ『THE STORY JAZZ』を鑑賞する。内容は百年近くあるジャズの歴史を映像と演奏、そして証言と解説でなされたものだった。ジャズの歴史で特別の地位を得ている土地はニューオリンズとシカゴとニューヨークである。ビデオには女性ボーカリストのサラ・ボーンとビリー・ホリデイモダンジャズの先駆者となった女流ピアニストのメリー・ルイ・ウィリアムズ、とジョン・コルトレーン、アルトサックス」のチャーリー・パーカー、クールジャズの創始者マイルス・デイビス、楽団ではデュ―ク・エリントン楽団、カウント・ベイシー楽団、パフォーマンスが面白かったアーティ・ショー楽団、ジャズの巨匠ルイ・アームストロングなど興味深い演奏と映像があった。ジミー・ランスフォード楽団が演奏した「ナガサキ」という曲名がついた曲には特別な印象を持った。
   午後9時からNHKの番組『崩れたイラク復興計画―アメリカの誤算・当事者が明かす米政府の迷走の内幕』を見る。番組を見る限りアメリカの占領政策が、いかに稚拙で野蛮なものであるかがよく分かるものだった。ワシントンのお偉方はエアーコンディションの効いた部屋で、命の危険もないところで考え遊ばしている。
 午後10時からテレビ東京の番組『美の巨人たち―白い灯台と光と影、ホッパーのアメリカ』を観る。エドワード・ホッパー(Edward Hopper1882―1967 )というアメリカ人画家のことは、ヴィム・ヴェンダース監督の作品『パリ・テキサス』を通して以前より名前だけは知っていた。番組の中で紹介されたホッパーの絵画作品は「灯台のある丘」、「自画像」、「ガソリンスタンド」等であった。