microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(80)

平成15年7月23日(水)― 2003年
   片岡治著『腰痛の正しい知識』(南江同刊・115頁・九百円)を読了する。図三二に内臓器の病気から起こる腰痛の多さにあらためてビックリする。腰痛体操が図入りで丁寧に紹介されているのが、分かりやすくためになる。薬剤療法として非ステロイド性抗炎症剤と筋弛緩剤が多数一覧表で分かるようになっているのは有難い。                                 読書中の『現代詩手帳特集版―吉原幸子』の中に、次のような石原吉郎氏の文章があった。「詩人が詩を書くことで最終的にかくしぬこうとするものを、軽率に問うたり、不用意にあばいてはならない。それは、詩を読むということは、その詩の<意味>をたずねることではなく、その詩を書いた<姿勢>を受け止めることだからである。なにごとかをかくしぬく姿勢で書かれた詩は、その姿勢のままで受け止めねばならない。それが詩を読むものの節制であり、礼節である。」考えさせられる言葉であり、さらに吟味する必要がある文章だと思った。