microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(69)

平成15年7月3日(木)― 2003年
   夕食に大好きなポテトサラダを作る。午後8時から午後9時までヒストリー・チャンネルの番組『ロスト・ジェネレイション』を観る。1920年代にパリで生活したアメリカ人芸術家達の話である。登場するのはアーネスト・へミングウェイ、F・スコット・フィッツジェラルドガートルード・スタインエズラ・パウンドアーチボルド・マクリーシュ、ジョン・ドス・パソス、マルコム・カウリー、たちとその妻や恋人達であった。彼らはパリ左岸に住み、パーティーを開き、カフェで語り合い、憎しみあい、愛しあうのだった。へミングウェイはパリで作家としての地位を築き上げていく。一方、フィッツジェラルドは酒浸りとなり創作活動が停滞するが、代表作『偉大なるギャッツビー』を書き上げる。フィッツジェラルドの妻ジェルダは夫が有名であることに嫉妬心をもち、夫の創作活動を邪魔していたという研究者の話があった。へミングウェイはフィッツジェラルドに手紙を送り、小説を書き続けるように励ましている。世界恐慌が起こりアメリカの芸術家たちはガートルード・スタインを除きアメリカ本国に帰還していく。