microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(20)

平成15年4月25日(金)―2003年
   仕事帰りに駅近くの出張所で、市議会議員選挙の不在者投票を済ませた。誰に投票していいか決めかねていたが、全盲の候補に投票した。日曜日は忙しいので、棄権しかねなかった。駅近くで投票できるのはありがたい。その後、新刊書店に立ち寄り、NHK人間講座の頼富本宏著『空海―平安のマルチ文化人』と同じ講座の米沢冨美子著『真理の旅人たち―物理学の二〇世紀』、そして美術月刊誌『ギャラリー』(四月号)の三冊を購入した。                                              『ギャラリー』には知人の日影眩(ひかげ・げん)さんがニューヨークの今のアート・シーンを記事にしている。五年前には眩さんの案内でニューヨーク・マンハッタンのソーホー地区チェルシー地区の有名・無名のギャラリーを見て歩いた。去年の五月には眩さんのアパートに泊めていただいて、美術家の杉浦邦恵さんと会うことができた。眩さんは三年前に記事にした文章を纏めて、(株)ギャラリーステーションという出版社から『360度のニューヨーク』(318頁2400円・)というタイトルの本を上梓している。