microcosmos  4

日々の思索

霞ヶ丘日記(115)

2016年(平成28年)3月15日(火)

夕方から池袋に出る。淑徳大学池袋サテライトセンターで開かれている講座に参加する。講師は神山睦美氏。テキストは同氏の著作「サクリファイス」。






2016年(平成28年)3月14日(月)

 言葉を大切にすることが文化だといってもいい。言葉を考えることが哲学といっていい。言葉と向き合い、粘り強く反芻することによって言葉使いがより正確となる。苦しい状況にあっても、身嗜みとしての言葉を取り乱さないようにすること。僕はそのように望む。日々、修練が必要となる。そして終に言葉は行動となるだろう。






2016年(平成28年)3月13日(日)

 反省を経ていない言葉使いは危険である。思慮深くあるとはこの反省を基礎としている。基督の行いに学ぶとはどういうことなのか。基督はその死まで自分を誤魔化すことはなかった。現実の厳しさを回避するために、また責任を逃れるために僕はどれ程自分を裏切ったことか。組織の中で生きる息苦しさ。自分を誤魔化したり裏切ったことは生きるために仕方なかったと言い訳をすることも出来るだろう。他に方法はなかったのかと問うてみる。自分にとって大事なものは何だろうか。簡単に手に入るものではない。おそろしいことに命がけにもなりうるものだ。まさしく基督の死はそれを物語っている。自分を誤魔化すことは基督の反対側にたつことでもある。基督が考えたように考え、基督が行ったように行うことをなさしめよ。夜、久しぶりにメシアンの曲をAmazonのprime musicで聴く。






2016年(平成28年)3月12日(土)

 午前2時半頃に目覚める。ミルクを温めて飲む。Kindleを使って読書する。自覚することにも段階がある。思考するだけでは足りない。どうしても時間の経過が必要となる。それを経験と読み替えてもいいだろう。天候は晴れ、それなりの寒さあり。人は風のように来て、風のようにさって行く。僕はその人びとを捉えることが出来ない。名前さえも思い出すことが出来ない。今その人びとはどこで何をしているのだろう。わからない。実は僕も風のように来て、風のように去って行ったひとりなのだろう。きっとそうなのだ。僕は人びとが行き交う繁華街であって孤独である。孤独だからといって繁華を嫌っているのではない。僕は言葉にささやかな豊饒の種子を託している。






2016年(平成28年)3月11日(金)

冷たい雨の中を出勤する。自然の営みに逆らうことは出来ない。適応すること。耐えること。もしこれらのことが出来なければ、生きることが困難となる。現実はより厳しい。バスの中で、病とたたかう母のために祈った。






2016年(平成28年)3月10日(木)
 
 午前3時頃に目覚めてしまう。パルシステム埼玉に食糧品を注文する。夕方から池袋へ出る。雪が降るとの予想で、外していた襟巻と手袋を持参する。池袋東口にある淑徳大学池袋サテライト教室に向かう。小さいエレベーターで7階へ上がる。講師は神山睦美氏。3回目の講座。






2016年(平成28年)3月9日(水)

 朝風呂して、朝食を摂って出勤する。お天気は曇り。今にも雨が降りそうだ。折りたたみ傘を持参する。駅まで意識を集中して歩く。横浜元町中華街行きの電車に乗り込む。発車時刻の迫ったバスに乗ろうと走ったら、息があがって苦しい。一日の労役を終えた後のようだ。残業した。外に出ると本降りの雨だった。職場の玄関で雨宿りして、バスの時間を調節した。寒い雨。雪になるかもしれないと思った。






2016年(平成28年)3月8日(火)

仕事を終えて無事に帰宅する。Amazonに注文していたtablet用のキーボードが届き、試してみる。bluetoothを設定するのに手間取ったが、良好である。  






2016年(平成28年)3月7日(月)

午前1時35分頃に床につく。いつもより早めに出勤する。外に出ると雨が降っていた。気分的には面倒な月曜日だなと思った。それは尾をひくような思いではなく、瞬間的なものだった。





2016年(平成28年)3月6日(日)

 午前零時半頃に目覚める。洗面と歯磨きをする。2時前に再び眠りにつく。5時40分頃に目覚める。寝床で須賀敦子の文章を読む。昨夜妹からのメールで母の足の浮腫みがひどくなっていると伝えてきた。朝の散歩に出る。ドトールコーヒー店でジャーマンドッグとカフェラテを注文する。昼のニュースを見て、その後びわ湖毎日マラソンの中継を観る。埼玉県庁の川内選手を同じ県民として応援している。今日、川内選手は好成績を出すような予感がする。結果は7位でした。





2016年(平成28年)3月5日(土)

出勤する。池袋経由で電車を乗り継いで職場へ急ぐ。マルエツでおにぎりを買ってから、歩いて行く。





2016年(平成28年)3月4日(金)

 夜中にかけ布団が寝台から滑り落ちて、寒い思いをした。疲れていて布団をもとに戻さなければと思いながらも、出来なかった。用を足す。洗面と歯磨きをする。洗濯した衣類を浴室に干す。朝食の支度をする。ワールドニュースを視聴しながら、食べる。久しぶりの出勤なので、忘れものをしないように注意する。お天気は晴れ。通勤急行池袋行きの電車に乗る。学生が少ないせいか、車内には隙間がある。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り換える。国際興業バスの路線バスに乗る。マリア様に母のことを祈る。LAWSONでおにぎりとトマトジュースを買ってから、職場に入る。昼食時に長崎のお土産として職員食堂のテーブルに、福砂屋のカステラを置く。夕方に仕事を終えて帰宅の途につく。イチゴを食べる。横になって身体を労る。





2016年(平成28年)3月3日(木)

 午前5時45分に手配したタクシーに乗り込む。新地バスターミナルへ向かう。同53分頃に着く。料金は1,060円だった。1,100円出して、お釣りはいいですと言う。ターミナルホテルの待合室へ入る。外はまだ暗い。定刻通りに午前6時19分に高速バスは長崎空港に向けて出発した。スカイマークのカウンターで航空券を発行して、手荷物を1個預ける。機内に入り16Aの窓際に席に座る。無事に神戸空港に到着する。一旦機内を出る。午前9時15分頃に羽田空港に向けて飛び立つ。雲のない富士山を見て、羽田空港に到着する。リムジンバスで池袋西口まで行き、東上線にのる。帰宅して入浴する。僕は死を憎しみの対象としているのかもしれない。深く考えてみなければならない。仮眠後、池袋に出る。淑徳大学の池袋サテライトキャンパスで行われている公開講座へ出席するためである。講師は神山睦美氏である。






2016年(平成28年)3月2日(水)

 午前2時40分頃に目覚める。洗面をして、珈琲を飲む。灯油ヒーターをつける。誤解のうえで成り立っている人間関係。誤解を生まないためにも、誤解を解くためにもコミュニケーションが必要である。今朝の長崎のお天気は曇り。寒ざむとした気候である。午後あたりから天候が春の陽気となった。実家の近くを散歩する。午後から母を見舞いに長崎原爆病院へ行く。





2016年(平成28年)3月1日(火)

 午前1時頃に目覚めてしまう。読書をする。人は社会に適応しようとして、複雑さを増していく。長崎のお天気は曇り。今日も寒い日。帰京する飛行機の予約をする。今日も午後から長崎原爆病院に母を見舞う。母が「みかんと桃カステラば食べたか」というので、バスで長崎駅前まで行き松翁軒桃カステラを、みかんを西友で買い求める。西友では長崎産のイチゴを合わせて買い求めた。寄り道をせず、母のもとに届けた。