microcosmos  4

日々の思索

霞ヶ丘日記(108)

2015年(平成27年)11月30日(月)

日本人は孤独を悲しむ傾向にあるように思う。孤独を悲しむことはない。孤独は精神の貧困と同一ではない。午前0時半に修士論文を止める。寝る準備をする。午前1時過ぎに入眠したようだ。午前6時15分頃に目覚める。しばらくしてから起床する。瓦斯ストーブをつける。用を足す。洗面と歯磨きをする。朝食を食べながら、国際ニュースを見る。世界各地で環境問題についてのデモ行進や集会が持たれている。パリで開かれているCOP21に合わせての動きである。午前7時15分頃に出勤する。生ゴミをごみ置き場に出す。お天気は曇り。横浜元町中華街行きの電車に乗る。満員。









2015年(平成27年)11月29日(日)

午前1時10分頃に目覚める。少し間をおいて起きる。小用を足す。書斎の電気と足元に置いている電気ストーブのスイッチをいれる。洗面と歯磨きをする。BGMに村治佳織のギター演奏を流す。修士論文に取り組む。午前5時10分頃に止めて、書斎を出る。床につく。朝食後、仮眠を摂る。午前9時50分に書斎に入り、修士論文に取り組む。BGMにマティアス・ゲルネ&アルフレッド・ブレンデルによるシューベルトの「冬の旅」。「言葉は存在の家」というハイデッガーの考え。「詩作と思索にとって最も必要なのは孤独である」というリルケの考え。生活態度と思索は別なものではない。両方の基本にあるものは反省である。午後5時半頃に入浴する。午後7時からニュースを見ながら夕食を摂る。夕食後、横になる。午後8時から書斎に入り修士論文に取り組む。午後9時半頃、座っているのが辛くて書斎から出て横になる。雑事に追われて内面的なことが疎かにならないようにしよう。邪魔されたからといって、怒らないようにしよう。午後10時45分頃に書斎に戻る。僕は内面の旅の途上にある。内面を語る言葉を獲得するためには長い年月が必要である。








2015年(平成27年)11月28日(土)

午前1時20分頃に目覚める。暫くうとうとして、それから起床する。室温19℃。用を足す。洗面と歯磨きをする。洗濯し終わった衣類を浴室に干す。流しの食器を洗う。二つの空気清浄器の水を補充する。コーヒーメーカーで珈琲を煎れる。書斎に入り修士論文に取り組む。午前5時12分頃に修士論文を止め書斎から出て、朝食の支度をする。国際ニュースを見ながら、朝食を摂る。フランスのパリでテロ犠牲者の追悼式が行われていた。出席者全員でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が歌われていた。犠牲者の葬儀が各地で行われた。モンペリエ大学の男子大学生はロックコンサート会場で犠牲になった。彼の父親がインタビューに応えていた。学生は両親の離婚で心に傷を負っていて、苦しんでいたそうだ。テロに会う前に日本を旅行して帰って来てから、「お父さん、もう大丈夫だよ」と話していたそうだ。彼は日本で腕に入れ墨をした。漢字で「自由」と彫られていたそうだ。父親は涙を拭っていた。モンペリエ大学ポール・ヴァレリーが出た大学で、医学部はヨーロッパでも歴史が古く、由緒のある大学である。トルコの大統領は訪問先で演説し、プーチン大統領を批判した。「トルコは背後から襲うようなことはしていない。トルコはそういう国ではない。トルコは昔から正々堂々と戦ってきた。これからもそうだ。」という趣旨の演説でだった。朝食後、入浴する。午前7時10分頃に出勤する。お天気は快晴。寒く感じるが、身が引き締まって気持ちが良い。風はなし。桜の落ち葉を踏み締めて駅へ、落ち着いて向かう。横浜元町中華街行きの電車に乗る。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り換える。ようやく国際興業バスのバス停迄たどり着いた。土曜日なので本数が少なくなっている。無事に職場に着く。










2015年(平成27年)11月27日(金)

結局僕はこの世において、まことの愛に出会わなかったのだろう。ただまことの愛に出会ったとしても、耐えることは減らないのだろう。未完成で不完全であるがゆえに、書くという行為が僕には大切なものとして残った。修士論文を切り上げ、書斎を午前0時45分頃に出る。パルシステム埼玉から届いた食材で野菜スープを作る。ビーフンとトマトを食べる。歯磨きをする。床につく。あえて時計は見なかった。午前5時15分頃に目覚める。暫くしてから起床する。野菜スープを温めて食する。味付けがもうひとつ足りない感じがした。食後、入浴する。午前6時52分頃に出勤する。お天気は快晴。気持ちのよい朝。風はなし。準急池袋行きの電車に乗る。成増駅で各停池袋行きの電車に乗り換える。大それたことは考えず、レンガ職人のように、石工のようにひとつひとつ丁寧に言葉を積み上げて行くことだ。









2015年(平成27年)11月26日(木)

午前1時半頃に目覚める。しばらくしてから起床する。小用を足す。洗面と歯磨きをする。コーヒーメーカーで薄目の珈琲を煎れる。書斎に入り修士論文に取り組む。自分自身を遠ざけていたものは何だったのか。僕は僕を疎外していたのだ。幸せは隕石のように落下していった。残ったものは幻と化した残像だった。この雨降る夜更けに、何て淋しい孤独だろう。祈る、また祈る。午前4時50分、書斎を出て、横になる。国際ニュースを視聴しながら、いつもより早い朝食を摂る。朝食後、30分ほど寝る。午前7時ちょうど頃に出勤する。お天気は雨。本降り。寒い朝。新木場行きの電車に乗る。ふじみ野駅で急行池袋行きの電車に乗り換える。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に再度乗り換える。運良く、座席に座ることが出来た。国際興業バスの路線バスが雨天のためかなかなか来なかった。傘を差しながら立ち続けた。ようやくバスが来てドアそばの席に座る。修士論文資料を読む。無事に職場に着く。午後5時半頃に職場を退出する。雨は上がっていた。午後9時から書斎に入り修士論文に取り組む。BGMにAnne-Sophie Mutter演奏のBACHを流す。僕はこの国に、この社会に、この世界に何かしら絶望している。それは疑いようがないように思う。僕は絶望を抱えながらも、生きていく方策を考えなければならない。







2015年(平成27年)11月25日(水)

電車が道に迷うような人の混乱。午前1時45分頃に書斎を出て、寝る準備をする。午前6時15分頃に起床する。用を足す。体重測定する。入浴する。朝食をとらずに、午前6時55分頃に出勤する。お天気は曇り。風はなし。新木場行きの電車に乗る。ふじみ野駅で急行池袋行きの電車に乗り換える。志木駅で始発の各停池袋行きの電車に再度乗り換える。空腹で、低血糖の様相。ネットで国際興業バスの運行状況を調べる。バスを待っていると雨がポツリポツリ降ってきて、僕の肩を濡らし始めた。何がそんなに悲しいのだろう。誰の涙なんだろう。僕自身の存在も涙の雨に変容する時がいつか来るだろう。午後5時半頃に職場を退出する。午後7時15分頃に自宅に辿り着く。夕食後、床につく。









2015年(平成27年)11月24日(火)

午前0時45分頃に書斎を出て、寝る準備をする。体を伸ばして休めることは、なんて幸せなことだろう。午前5時35分に起床する。朝食をとらずに、午前6時15分頃に出勤する。お天気は曇り。路面が濡れている。落ち葉がへばりついている。横浜元町中華街行きの電車に乗る。乗換案内で最短ルートを検索する。人はどれ程自分の孤独に耐えなければならないのだろうか。それは結婚していても、独身者であろうともかわらない孤独がある。僕は僕の孤独に耐えなければならない。耐えてこそ日々決断しなければならない場面で良好な状態を作れる。午後5時半頃に職場を退出する。午後6時45分頃に帰宅する。夕食後仮眠する。午後10時半頃から書斎に入り、修士論文に取り組む。






2015年(平成27年)11月23日(月)

午前3時に書斎を出て、床につく。午前8時頃に起床する。用を足す。洗面と歯磨きをする。書斎に入り修士論文に取り組む。BGMにグレン・グールドのピアノ演奏を流す、バッハ。午前11時過ぎに書斎を出て、遅い朝食を取る。午後4時半頃に修士論文を止め書斎から出て、横になる。しんどいので今日はもう止めにしたい。午後9時45分頃から入浴する。午後10時15分頃に出る。さっぱりして気持ちがいい。同45分頃に書斎に入り、修士論文に取り組む。私は死ぬまで、生き抜こうと思う。生き抜くとは歩き続けることだ。歩みを止めれば、目的地まで辿り着けない。歩きながらでも反省はできる。そして人生は約束した人に会いに行くようなものを内包している。









2015年(平成27年)11月22日(日)

午前6時15分頃に目覚める。用を足す。洗面と歯磨きをする。コーヒーメーカーで珈琲を煎れる。同40分頃から書斎に籠り、修士論文に取り組む。BGMに村治佳織のギター演奏を流す。午前10時半頃に書斎を出て、遅い朝食を取る。午後7時に書斎を出て、NHKニュースを見る。トップニュースは東アジアサミット。日米首脳は南シナ海の中国の動きを牽制した。








2015年(平成27年)11月21日(土)

修士論文を午前1時20分頃に止める。書斎を出て、小腹が空いたので冷蔵庫をあさる。午前6時にKindle Fireのアラームで目覚める。同20分頃に起床する。レトルトのパエリヤを国際ニュースを見ながら食べる。食後、入浴する。午前7時20分頃に出勤する。お天気は晴れ。乗換案内を使って、通勤ルートを検索する。武蔵野線埼京線を選択する。駅前にあるマルエツでおにぎりを購入する。無事に職場に着く。午後6時15分頃に職場を退出する。国際興業バスの路線バスを使う。午後8時半頃に帰宅する。午後9時頃から修士論文に取り組む。1時間半後に遅い夕食をとる。その後睡魔に襲われ、床につく。





2015年(平成27年)11月20日(金)

日付が替わった。新しい一日の始まり。午前0時半頃に就寝する。午前5時15分頃に目覚める。用を足す。衣類を洗濯する。入浴する。朝食をとらずに、同45分頃に出勤する。お天気は曇り。所々、青空が覗いている。準急池袋行きの電車に、駅前から走って飛び乗る。乗換案内で通勤ルートを検索する。成増駅で始発の各停池袋行きの電車に乗り換える。国際興業バスを利用する。職場近くにあるローソンでおにぎりを買う。無事に職場に着く。午後5時半頃に職場を退出する。疲れてバスの中で眠ってしまった。午後7時10分頃に帰宅する。自己に耐えること。午後9時頃から修士論文に取り組む。






2015年(平成27年)11月19日(木)

昨夜の午後11時半頃から書斎で修士論文に取り組む。そろそろ眠くなってきた。時計を見ると午前3時である。同45分頃に床につく。午前7時40分頃に起床する。用を足す。洗面と歯磨きをする。書斎に入り修士論文に取り組む。午後11時55分頃に修士論文を止め書斎を出る。






2015年(平成27年)11月18日(水)

午前4時10分頃に目覚める。暫くうとうとしてから起床する。用を足す。洗面と歯磨きをする。書斎に入り電気をつけ、足元に置いている電気ストーブのスイッチを入れる。床が明るくなってくる。キッチンでコーヒーメーカーで珈琲を煎れる。蜂蜜を入れて書斎に運ぶ。修士論文に取り組む。BGMにiPhoneラウラ・パウジーニの歌声を流す。イタリア語の響きが心地よい。午前6時40分に修士論文を止め、書斎から出て、朝食の支度をする。国際ニュースを見ながら食べる。食後、入浴する。午前7時25分頃に出勤する。お天気は曇り。準急池袋行きの電車に乗る。乗換案内で検索する。今朝も武蔵野線埼京線を使うことにする。朝霞台駅で下車して、北朝霞駅へ向かう。人の往来が激しい。武蔵野線各停東京行きの電車に乗り換える。混雑がひどい。武蔵浦和駅埼京線に乗り換える。またもや遅延が起きていて、定時運行になっていない。午後5時40分頃に職場を退出する。外に出ると雨。国際興業バスの路線バスに乗る。午後7時15分頃に帰宅する。パルシステム埼玉から注文していた食料品が届いていた。





2015年(平成27年)11月17日(火)

午前6時20分頃に起床する。朝食を食べながら、国際ニュースを見る。膝付き合わせてオバマ大統領とプーチン大統領が話し合っている映像が印象深かった。午前7時20分頃に出勤する。お天気は曇り。準急池袋行きの電車に乗る。乗換案内を検索する。武蔵野線埼京線を使う事を選択する。武蔵野線の混雑は酷かった。埼京線に飛び乗ったが隣の北戸田駅で、赤羽駅で非常ボタンが押されたために、止まってしまった。僕がJRを使う度にこのようなことが起きてしまう。当てが外れて、ストレスに感じる。






2015年(平成27年)11月16日(月)

午前6時半頃に目覚める。用を足す。洗面と歯磨きをする。朝食の支度をする。テレビをつけて国際ニュースを見ながら食べる。フランス、パリのニュースがトップニュース。G20サミットが続いている。世界は徐々に世界内戦争と呼ぶべき状況に陥り始めている。米ソ新冷戦とよぶべき状態にあることと、中国の台頭とEUの亀裂が絡みあって混迷を深めている。日本の舵取りは国際政治の軋轢の中で極めて難しい選択を要求されるだろう。アメリカ追随だけではすまされないだろう。戦闘に巻き込まれる可能性は高くなっている。午前7時半頃に出勤する。お天気は快晴。準急池袋行きの電車に乗る。成増駅で各停池袋行きの電車に乗り換える。国際興業バスの路線バスに飛び乗る。走ったので息が苦しい。座ることが出来た。久しぶりに顔に朝陽を浴びた。仕事を終え、午後5時半頃に職場を退出する。国際興業バス、西台経由の路線バスに乗る。午後11時頃に床につく。眠れればよいのだが。iPodnanoでヨーロピアンjazzを聴きながら、眠りを待つ。







2015年(平成27年)11月15日(日)

午前7時40分頃に目覚める。しばらくしてから起床する。用を足す。洗面と歯磨きをする。書斎に入り修士論文に取り組む。バッハの曲を流す。『ミトラ教ローマ帝国』。