microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.119)

平成15年9月16日(火)―2003年
   午後9時15分から午後10時までプロジェクトX『運命の滑走』を観る。日本で最初、世界で3番目になる人力飛行機の開発物語である。飛行機が好きな私にとっては、興味が尽きない番組である。日本大学工学部の木村秀政教授の設計になる人力飛行機リネット号は日本大学の学生たちの団結力で、1966年2月にアメリカ軍の管理下にあった東京の調布飛行場で高度1m、飛行距離10mの飛行に成功した。現在の日大の人力飛行機は34kmの飛行距離を達成している。
   午後10時から午後10時54分まで12チャンネルの番組『ガイアの夜明け―13億人に届けろ・中国に挑むニッポン式宅配・中国初のヤクルトレディ』という番組を観る。ヤクルトは広州で、宅配会社の佐川急便は上海で事業を展開していた。日本との合弁会社で働く中国人の眼差しは、真剣そのものであった。日本ではもう見られなくなったように感じられた。誠実で活力のある人間を見ていると、すがすがしい気持ちにさせられる。