microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(No.99)

平成15年8月23日(土)―2003年
   午前8時頃に起床する。洗濯をし、布団をベランダに干す。毎日新聞の朝刊を読む。長崎市のUKさんよりお手紙が届く。長崎原爆平和祈念「第9回詩の夕べ」に対するねぎらいの言葉と来年も声をかけてくれるようにという内容であった。今後とも「詩の夕べ」を主宰し、継続していくつもりである。
   History Channelでドキュメンタリー『東京裁判』(1983年制作・小林正樹監督作品)を観る。午後二時から午後七時まで放送された記録映画であったが、途中で1時間ほど寝てしまった。極東軍事裁判を中心として満洲事変から戦後まで14年間の、日本史最大の激動した社会の有様を見事に映し出していた。貴重な映像をたくさん観ることが出来た。インド人判事パル氏の判決に関する発言は、人類にとって貴重な財産となるものだと思った。また被告人(日本人)に対するアメリカ人弁護団の弁護は戦争というものの本質を、言い当てていたように思った。天皇の戦争責任はこの極東軍事裁判においては裁かれなかった。