microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(84)

平成15年7月28日(月)―2003年
   2〜3日前に大村のTさんから電話で、ニューヨーク在住のО・Yさんが8月9日の『長崎原爆平和祈念第9回詩の夕べ』に出席されるという国際電話をもらったと知らせてきた。ニューヨークから参加してくださることは有難いことである。
   午後8時から8時45分までNHKの番組『地球・ふしぎ大自然―アザラシ・タマちゃん生い立ちの秘密―』を観る。東京湾に去年から出没している「タマちゃん」を取り上げて、タマちゃんと同じアゴヒゲアザラシの生態を追って北極海スピッツベルゲン島に取材したものである。映像を観て驚かされたのは流氷上で産まれた赤ちゃんが、数時間後に氷点下1度の海に入ったことことだった。それから母親は何度も赤ちゃんに潜水訓練をしていた。赤ちゃんを海の中に沈めるのである。氷上に戻ろうとする赤ちゃんアザラシを母親アザラシが海に戻していたのが印象的だった。天敵の北極熊から身を守るための訓練であった。アゴヒゲアザラシもただものではないと思った。今後のタマちゃんの動向も気になるところである。