microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(31)

平成15年5月9日(金)―2003年
    今日生まれて初めて、苧環オダマキ)という紫色の花を咲かせている植物を見た。北海道や高い山に自生しているらしい。                3月5日に職場で薔薇の切花を十本もらったが、数本の薔薇がいまだ枯れず、そのうちの1本が3日前に新たな花を咲かせてしまった。切花で水と光だけでここまで生きているのが不思議なのに、花まで咲かせるとは驚きである。                                             仕事帰りに、東武練馬駅そばにあるマイカル板橋でドキュメンタリー映画『Bowling for Columbine 』を鑑賞した。アメリカの恥部をさらけ出すような映画であった。一般のメディアからは伝わってこない内容のものであった。映画を見終わって悲観的にはならず、マイケル・ムーア監督の姿勢に共感し、人間の良心を信じていける希望を与えられたように感じた。映画に登場していたチャールトン・ヘストンの活動と話は希望ではなく失望させられるものだった。ロック歌手のマリリン・マンソンMarilyn Manson)の話は彼の本音が聞けてよかった。彼に対するイメージが変わるものだった。